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内定団体が決定しました【休眠預金】多様な参画で実現する支援される側の尊厳を守る新たな食支援事業

2024.06.28

休眠預金を活用した【多様な参画で実現する支援される側の尊厳を守る新たな食支援事業】の内定団体を以下の通り、決定いたしました。

みらいファンドが「休眠預金活用事業」を活用して資金助成を行い、同時に、この仕組み(基金)が持続可能なものとなるよう、課題解決に向けた取り組みへの連携および伴走支援を行います。 本事業の詳細はこちら。ぜひ、みなさんの応援をよろしくお願いします。※2団体は内定を辞退しました

 

①フードを中心としたパントリー型支援を行う団体

<団体名>
NPO法人フードバンクセカンドハーベスト沖縄(所在地:沖縄県豊見城市)
<事業名>
みんなでつくる新しいフードパントリー事業
<事業概要>
本事業では、フードを中心としたパントリー型支援事業の展開をはかることを目的とし、新たに那覇市にパントリーの拠点づくりを行い、これまでパントリーを行ってきた豊見城市を含め2か所で展開していくため、食品保管機能を高め、食品を安心安全に管理しながら、スムーズな事業を行っていけるよう拠点整備を行っていきます。また、必要な食品を確保するため、新規の冷凍機器の設置や、今後の運営継続のための人材の確保、様々な協力者や事業理解者を増やす仕組みづくりを行っていきます。 等
<助成総額>
17,999,400円
(直接事業費:16,638,400円、管理的経費:1,361,000円)
<選定過程、理由>
● 有償型パントリー、企業からのボランティア参加、オープンな場所でのパントリーなど、これまでの実績に加え、事業の継続性に寄与する新たな挑戦に取り組んでいることを評価する。
● 対象者や飲食店も集中する那覇市松山に拠点を置くことも評価する。
● 流通部分の課題に関してアプローチすることで、流通の仕組みの変革、沖縄県全体の課題として浮き上がらせることを期待する。

                                    

 

<団体名>
社会福祉法人 沖縄市社会福祉協議会(所在地:沖縄県沖縄市)
<事業名>
沖縄市発の中部地区「食の支援」事業 〜ちゅうぶはひとつ〜
<事業概要>
これまで取り組んできた市民へ食料の提供を呼びかける「ひとり一品運動」の拡充や、食支援協への協力要請、市内外の企業団体へのアプローチによる食料品の提供を呼び掛ける他、細かなニーズに対応した物品(粉ミルク、アレルギー対応食、高齢者向け等)の確保を目指す。
・パントリー型支援へつなげる為にSNSの活用や、日曜日の相談窓口による受付、地域の出張福祉相談会の他、各社協事業毎での相談体制の整備を行い、より多くの利用希望者とのコミュニケーション手段の確保を目指す。
・沖縄市内及び中部地区のパントリー型支援拠点整備及び設置に向けた合意形成(大量の食品の受け渡しや寄付しやすい仕組み作り)
・沖縄市内で食の支援に関しての理解促進と、食による支援の仕組み作りに関する研修会の開催
・子ども支援団体連絡協議会の設置(市民・企業が食材を容易に食品提供ができる仕組み作り)  等
<助成総額>
16,938,429円
(直接事業費:14,300,426円、管理的経費:2,638,003円)
<選定過程、理由>
● 食支援ネットワークなど既存のネットワークとの連携強化、社協の特性を活かした公益的連携に期待する。
● 社協という大きな組織の中で性質を理解し、新しい挑戦に取り組むことを評価する。

                                    

 

<団体名>
一般社団法人宮古島こどもこそだてワクワク未来会議(所在地:沖縄県宮古島市)
<事業名>
地域の協働による困難を抱える家庭等の自立に向けた食支援事業 ーコミュニティフリッジを拠点としてー
<事業概要>
コミュニティフリッジを開設及び運営するために、主に設備面を整備する。家賃が高騰し新規の賃貸物件の契約が極めて難しくなっている宮古島において、賃貸物件を確保している。本物件に対して、本助成事業を活用して以下の設備・仕様変更を加える。また、輸送車両を購入する。
弊団体では、島内で子ども家庭支援ネットワークの整備を目指すこととして団体内の各事業で方針を統一している。この一環として、各関係機関の支援員のLINEグループを開設済み。これらの連携体制を本事業が中心となりより積極的に推進する。 等
<助成総額>
17,392,400円
(直接事業費:14,932,400円、管理的経費:2,460,000円)
<選定過程、理由>
● 宮古島の地域特性を深く理解し、離島で食支援を行う企画自体を評価する。                                  

 

 

②緊急性の高い世帯を対象とした食支援(実態把握がセット)を行う団体

<団体名>
沖縄アレルギーゆいまーるの会(所在地:沖縄県糸満市)
<事業名>
食物アレルギー患者及びその家族のQOL向上を目指す社会に向けた食の機会支援及び潜在者の実態把握事業
<事業概要>
【食の機会支援】「食を選べない」生活の患者・家族が野外キャンプで食の体験を通し、患者は自分自身と向き合い自助力を養う。家族は孤独感の解消と日々の励みに繋がるコミュニティづくりを確立、心のよりどころにより尊厳が守られ、患者・家族のQOL向上につなげたい。
【食の選択支援・実態把握】食物アレルギーは一人ひとり食べられない食材も程度も異なるため、幅広く対応できるアレルギー配慮レトルトカレーと災害食おにぎり、正しく理解してもらうための啓蒙資料を配布。       等
<助成総額>
5,000,000円
(直接事業費:4,301,524円、管理的経費:698,476円)
<選定過程、理由>
● これまで焦点を当てられてこなかった、新しい課題の提示を評価する。アレルギー対応が困難な子ども食堂も多いが、実際の困り感が分かっていない場所も多くあり、今後も潜在層のニーズを顕在化させる取り組みに期待する。

                                    

 

<団体名>
呼吸子ども無料食堂(所在地:沖縄県中頭郡北谷町)
<事業名>
子ども無料食堂 食事提供,配達 子ども居場所
<事業概要>
①拠点での受け取り:北谷町にある子ども食堂の拠点で、各家庭がパン、レトルト食品、お菓子等を配布する。                            
②配達:家から出にくい(交通手段がない、長時間仕事している親で留守番している子ども、障害がある子ども、身体や精神が不自由な親がいる)家庭に食材と日用品を配達する。③日用品の配布:北谷町美浜にある拠点で、必要な家庭に生理用品、ボディシャンプー、ゴミ袋、子ども用歯磨き粉など生活必需品を配布する。         
④相談会:安心して相談できる相手がいない、人に言づらい悩みを持つ親子に安心して相談できる場所でリラックスしてお話ししてもらうために飲食(空腹が軽減されると心開きやすいです)も提供して気軽に相談する相談会を定期的に開催する。            ⑤行政など関係機関:北谷町子ども家庭課と行政から紹介された対象者の家庭背景から、より有効な支援の仕方についての情報共有と意見交換する交流会を実施します。企業からの寄付品の呼びかけや寄付意向ある企業へ親子支援に対する関心を高めていただき、就職機会も増やせるようにお話しする時間(ゆんたくタイム)を作ります。 等
<助成総額>
4,986,000円
(直接事業費:3,996,000円、管理的経費:990,000円)
<選定過程、理由>
● 子どもたち、お母さん方との関係構築ができていることが明らかであり、丁寧な課題把握が期待できる。
● ネットワークの広さと人柄で、連携が広がっていくことを期待する。

                                    

 

<団体名>
一般社団法人まちづくりうらそえ(所在地:沖縄県浦添市)
<事業名>
お腹も心も頭も満タン!森の子キッズカフェ 〜味わう・集う・繋がる・大きな和!〜
<事業概要>
当児童センターでは毎週1回の弁当配布、火曜木曜の夜間食事提供、週3回ほどのおやつの提供、月2度のパントリー(1世帯5000円ほど)を実施し職員と地域住民で食事調理やパントリー配布を行いたい。イベントとして食のまつり実施、食に関する講座2回、畑づくりなども行う。
もう一つの児童センターでは、火曜・木曜の夜間の軽食支援、土曜のキッズカフェの運営を職員と地域住民で実施。
勢理客自治会では、長期休み中週2回の昼食提供などを実施予定、自治会長・こども会会長を中心に地域住民が実施担当する。  等
<助成総額>
5,000,000円 
(直接事業費:4,111,060円、管理的経費:888,940円)
<選定過程、理由>
● 一人一人の子どもの目線から、背景を把握しニーズを明らかにし課題解決に取り組める土壌が整っており、尊厳を守りながら安定した運営が期待できる。
● 事業メニューも豊富であり、前向きな取り組み姿勢が感じられた。後継人材も育つ環境が期待でき、事業の実現可能性が高い。
● 地域の既存組織との連携に期待できる。