こども支援団体向けスタッフ教育プラットフォーム構築基金
Supporters' Supporterは、官民のこども支援者の支援を通じて、支える人も笑顔な社会の実現を目指し設立された一般社団法人で、団体ミッションを「支える人も笑顔の社会を」、団体バリューを「Support for a brighter society 明るい社会に向けて、活動に取り組む、Good support 良い支援を問い、提供しつづける、Connected support 社会をつなげる支援を問い、提供しつづける、Sustainable support 持続可能な支援を問い、提供しつづける」と位置付け、活動しています。
こども支援者団体のスタッフやボランティア向けにeラーニング動画・オンラインミニテストを受講できるオンラインプラットフォームを提供し、支援者がいつでも、どこでも、一人でも学べる仕組みを構築します。
また、プラットフォームを通じて、支援者個人のレベルに合わせた効率的な人材育成体制構築することができ、こども対応の質の向上するほか、離職予防や先輩スタッフが行う育成コストの減少、ボランティアの参入ハードルが低下することで、こども支援団体の支援業務の効率化や拡大に寄与することで、結果として子どもの貧困や不登校などこどもを取り巻く社会課題の解決を目指します。
こどもの貧困や不登校などの問題が社会的に広く認知され、直接支援に関する行政や民間の金銭や物品等のサポートは増加しつつありますが、未だにこども食堂やこどもの居場所の多くは非常に少ないリソースやボランティアで運営されている場所が多く存在します。
そのような団体では、代表者個人は素晴らしい支援を届けることのできる支援者だったとしても、支援者の育成がうまくいかず、こども支援が広がらないボトルネックとなっている状況があるほか、最悪のケースでは事件事故に発展するなど、支援者に適切な教育環境があれば防げた痛ましい事件事故が、日本全国で繰り返し発生しています。
そのような状況に対して、自治体や社会福祉協議会、民間等が実施するこども支援者向けの研修は実施されていますが、参加者が支援者の一部に限定されているほか、特定の支援手法や限定された範囲の学習教材に留まり、こども支援に対して総合的かつ体系的な学びを提供するものではなく、またオンライン受講やアーカイブが公開されないなどの制約があることが多いです。
そのため、本プロジェクトでは、こどもの居場所、こども食堂のスタッフ・ボランティアが、いつでも、どこでも、一人でも学べるオンライン学習プラットフォームを構築します。
本プロジェクトでは多様な地域の支援者からコンテンツに関するヒアリングを行ったうえで、eラーニングコンテンツを作成し、内容については研究者や著名な実践家の監修の元作成します。また提供時には、各種協議会や行政、ネットワーク団体との連携し、地域の支援団体にプラットフォームをお届けします。
- eラーニングコンテンツ例
- こどもの権利、子どもの貧困、虐待対応・通告対応、こどもに関連する法律・各種行政機関や計画、アセスメント、ケースマネジメント、個別支援計画、他団体・地域連携、広報・ファンドレイズ、PR、ボランティア確保・育成など
※代表の安次富の実績(経歴)含む
■ 団体・行政支援
NPO法人一万人井戸端会議、株式会社Redpro、一般社団法人琉球フィルハーモニック、一般社団法人うみのこてらす、デモクラティックスクールみんと、一般社団法人みんなのももやまこども食堂、一般社団法人子供の広場あがぺハウス
(前職時代)某市こども政策推進アドバイザリー(PM)、某市要対協ガイドライン作成プロジェクト(PM)
■ 社会調査・分析
(前職時代)某市子どもの貧困対策計画策定支援(PM)
■ 人材開発・研修
沖縄県社会福祉協議会主催 主任児童委員研修 講師
(前職時代)某市こども研修コーディネート
(前職時代)内閣府アウトリーチ研修 講師、日本財団 「子ども第三の居場所」子ども支援研修 講師
基金を通じて、こどもの居場所、こども食堂のスタッフ・ボランティアが、いつでも、どこでも、一人でも学べるオンライン学習プラットフォームを構築することで、支援団体のスタッフ育成・組織運営体制の脆弱さを解消するほか、最終的には「子どもの貧困」と、それに付随した「不登校」や「虐待」などの社会課題の解決を目指します。
■寄付額が目標に達した際の数値目標
- プラットフォームの利用団体数:50団体以上
- プラットフォーム利用後のアンケートにて、80%以上の利用者が「支援スキルが向上した」と回答する。
- プラットフォーム上で提供される研修コース数:20以上