琉球frogs 基金
一人でも多くの若者が、沖縄という「枠」に囚われた「井の中の蛙」から脱却し、世界という大海で通用する次世代リーダーになる環境づくりを目指しています。
私たちが考える次世代リーダーは、社会を批判するのではなく、自ら動いて社会をより良く変革できる実感を持ちながら、人生を切り拓くイノベーターです。
琉球frogsは、株式会社FROGSが運営主体ですが、協賛企業や個人寄付者の支援によって成り立っています。
琉球frogsと株式会社FROGSの資金は独立しており、会計には監査も実施し、毎年の運営資金が何に使用されたのかホームページにて公開しています。これにより、透明性を確立して運営を行っています。
株式会社FROGSについて
株式会社FROGSは、人財育成を通じてステキな未来を創り上げたいと考えています。
個人や所属組織の成長と最大化のためだけに競争を繰り返す世界より、より良い未来を共創していくことがこれからの世界にとって大事なことではないでしょうか?
そのために私たちは、企業活動を通じてのソーシャルインパクトをKPIとするロジックモデルを掲げ、法人としてより良い未来を創る一役を担っていきます。イメージに近いのが「Public Benefit Corporation(パブリック・ベネフィット・コーポレーション)」という、経済的利益だけでなく社会へのインパクトを目指している企業のあり方です。
株式会社FROGSが掲げているロジックモデルはこちらからご確認ください。
琉球frogsでは、沖縄在住の学生に向けたすべてのプログラムを無償で提供しています。ご寄付いただくお金は、生まれ育つ家庭の経済状況に影響されることなく、誰もに平等にチャンスを提供するための原資として活用させていただきます。また、未来を生き抜く力を身につけるために、学生自信が気づき、考える場としてプログラムをより良く機能させるための研究開発にも活用いたします。
【プログラム概要】
毎年、沖縄県内の中学生から大学生までの約10人弱を2回に渡る選考を経て選抜し、「自分自身が興味のある社会課題を解決するためのサービス」もしくは「つくりたい未来を創造するサービス」を生み出すという半年間の研修プログラムです。
選抜後は、琉球frogs生自身が情熱を注ぎたいテーマと向き合い、そのテーマに沿ったビジネスサービスを生み出す事にチャレンジします。
その後、海外の起業家や投資家からサービスフィードバックをいただく研修を経て、毎年12月に開催する「LEAP DAY」で、起業家や投資家をはじめとするスペシャルゲストや多くの聴衆に向けて、自身が向き合ったビジネスサービスの内容について英語でプレゼンテーションを行います。
その半年間の研修を通してアントレプレナーシップを中心とした非認知能力を高め、最終的には社会のトランスフォーメーションを牽引できる人財を様々な分野・業界に輩出し、より良い未来を創るためのプログラムです。
「沖縄の持続的かつ発展的な経済自立の実現のために、世界と沖縄をつなぐグローカル志向の若手イノベーター人財を発掘・育成する」という志のもと、2007年に沖縄県内のIT企業7社と、県内5大学の学長が理事を務めるNPO法人沖縄知の風が集い、 沖縄県の協力を受けて「IT frogs」を設立しました。
2012年の第5期からは、様々な思考特性を持つ人財を集め、文理の枠を超えたハイブリッド人財の育成をスタート。沖縄経済全体に影響を与える人財を輩出するために、名称を「琉球frogs」に改名しました。
「アントレプレナーシップ(起業家精神)を身につけた学生が社会課題に対してイノベーション(新たな価値創造、技術革新)を起こす」という考え方の浸透にともない、社会にとって優れた人財育成プロジェクトとしての認知が広まってきています。その結果、現在では、北海道でEzofrogs、茨城県で常陸frogs、宮崎県で宮崎frogsが実施されるなど、沖縄から始まった人財育成プログラムが県外へと展開しています。
※現在、琉球frogsは株式会社FROGSが運営しています
琉球frogsでは、チャンスを平等に提供したいという考えに基づき、沖縄在住もしくはゆかりのある学生なら誰でも無料で参加できる仕組みを整えています。
一方、人財育成には長い時間とそれを支える継続的な投資が必要です。琉球frogsの取り組みで大切にすべきことは、時限的な補助金にのみ頼った取り組みではなく、民間主体で自立性の高い仕組みを10年20年と継続することだと考えています。
県内・県外・海外の企業スポンサーやサポーターの皆さまが”業界”や”競争相手”といった既存の立場を超え、未来志向で琉球frogsに参画して頂いていることは、とても意義深いことだと感じています。
また、私たちは寄付者をfrogsバディーズと呼び、一緒に未来を創る仲間だと考えています。
スポンサー、サポーター、バディーズの皆様の想いをのせた集合体として、沖縄や日本の未来を牽引する若手イノベーター人財の輩出プラットフォームへと成長できるよう、活動を続けてまいります。
サポーター一覧はこちら(琉球frogs公式サイトにリンクします)
スポンサー一覧はこちら (琉球frogs公式サイトにリンクします)
2008年 理系学生向けプログラムとして「IT frogs」がスタート
2013年 「琉球frogs」に改名し、文理を問わず幅広い学生が参加できるプログラムへ
2016年 日本トランスオーシャン航空株式会社の協賛により、離島の学生も選抜可能に
2017年 経済産業省が後援に加入
2018年 最終成果発表であるLEAP DAYの規模を拡大
2020年 全ての研修がオンライン化され、例年8月に実施していたシリコンバレー派遣研修を世界中の起業家や投資家とのオンライン研修へと変化
2021年 オフラインとオンラインを組み合わせた研修になり、事業化を志す学生を海外に派遣するプログラムへと発展。同年にはグッドデザイン賞を受賞
2022年 文部科学省が後援に加入
2023年 経済産業省が提供する「未踏的な地方の若手人材発掘育成支援事業費補助金(AKATSUKIプロジェクト)」に採択される
2022年時点で本プログラムの卒業生は合計106名となり、そのうち13名は現在、起業家(起業準備も含む)として活躍しています。また、起業家でなくとも、自身の分野でイノベーションを起こしている卒業生も多数います。
琉球frogsは起業家育成プログラムではなく、アントレプレナーシップを身につけ文系理系の枠を超えたハイブリッド型イノベーター人財を育成するプログラムです。
起業はあくまで選択肢のひとつで、企業に就職したり、教師や政治家を目指すのもいいでしょう。つまり、どの分野の人財になったとしても、既存のルールや慣習に流されず、常にどうあるべきかを考え、何に対しても自分ごととして動くイノベーター人財をこの沖縄から輩出していきたいと考えています。
若手イノベーター人財を発掘・育成するという志で2007年に発足した琉球frogs。
チャンスは平等に提供したいという想いから参加学生の「受講料無料」を貫いています。それを支えたのは数十年先の未来を憂う、立場を超えた地域共創コミュニティです。
この存在はとても意義深く、感謝と希望しかありません。 これからもアントレプレナーシップを中心とした非認知能力を育み、沖縄や日本を牽引できる人財育成プラットフォームとして活動を継続してまいります。
所属している会社が協賛していることをきっかけにLEAP DAYに 参加させていただきました。
それから運営の皆さんとご一緒する機会が増え、取り組みの本気度に感銘を受けました。
私自身も次世代のために何かできることをしたいと考えた時に、 琉球frogsバディーズになることはまずできることだと思いました。 ともに社会に価値あるものを生み出す仲間として私も共に切磋琢磨していきたいと思います。
これからもよろしくお願いいたします。
そもそも人材育成…はなぜ必要なのか。私たち大人の社会においても、企業においても常につきまとうものです。
子供たちは未来そのものであり、どの様に育成するか、どの様に育つかが鍵になります。琉球frogsの、自らの気づきと思いを大切にし、なりたい自分・ありたい社会を思い描き、思考と実践を繰り返しながら自ら切り開くイノベーション人財を育成する姿勢に共感し、豊かな未来と個性ある子供たちの可能性を応援しています。