募集中の基金

まちなか留学HelloWorld基金

所得などの問題で留学などの機会が得られない子どもたちに、国際交流の機会を提供
誰のため/なんのため
様々な境遇の子どもたちに、視野を広げ自分の可能性を信じられる機会を提供したい

国際交流体験や留学経験は、若い世代の視野を広げると共に生まれ育った地域や自分自身を深く考える機会になります。

 

そのような経験をすべての子ども達に届けたいと考えています。

活動主体
みらいファンド沖縄が寄付募集を行い、集まった寄付に応じて、HelloWorld株式会社が提供する「まちなか留学」への助成を行っています

HelloWorld株式会社は、「世界中に1カ国ずつ友達がいることが当たり前の社会をつくる」ことをミッションとし、多様性を社会に実装するインフラとなるべく、まちなか留学やWorldClassroomなどの国際交流の機会を提供しています。

活動内容・お金の使い道
自己財源では参加が困難な沖縄の子ども達に、「まちなか留学」を無償で提供しています

沖縄県内に住む外国人のお宅におじゃまして、そのホストファミリーの出身国の言葉や文化を学んだり、一緒にゲームやスポーツを楽しんだり、沖縄・日本の文化を伝えたり…そんな異文化交流を“留学”同然にできる「まちなか留学」に、家庭の経済状況などの影響で機会が得られにくい子どもたちに無償で提供します。

活動の背景・社会環境
海外留学は一部の恵まれた子どもだけが享受できる機会で、体験格差はさらに広がっています

留学したい!

 

広い世界に好奇心をもてば誰もが一度は考える事ですが、海外留学ともなると、お金がかかります。留学の機会は、恵まれた環境、十分な時間のある人、国費プログラム等に選抜される成績優秀者など一部の人がしか享受できていません。

 

私たちは、経済的、時間的な課題に関わらず、すべての子どもたちに多様性に触れる機会を提供したいと思い、まちなか留学やWorldCrassroomを運営しています。

この活動の協力者/地域資源
地域に住む外国人ホストファミリーはもちろん、行政・企業との連携も進んでいます

「まちなか留学」は、地域に住む外国人の家でホームステイする機会を提供しており、50ヵ国以上のホストファミリーが登録しています。まちなか留学は、子どもたちにとって貴重な留学体験となるだけでなく、ホストファミリーにとっても日本の文化を知り地域とつながるための貴重な機会となっています。

 

また2023年度から、内閣府の沖縄国際交流体験促進事業として同プログラムが採択されています。これからの沖縄を担っていく県内に住む小学3年生から高校3年生の児童・生徒に、より気軽に留学体験をしてほしいという思いで、2023年度は約2,000人がまちなか留学に参加します。

これまでの活動・実績
2023年は、1期生48名がまちなか留学に参加しました

まちなか留学基金1期生48名が、下記の3日程に参加しました。

 

1、事前オリエンテーション(オンライン) 2023年4月8日(土)10時~11時

2、まちなか留学2日間(2班に分かれて体験)

2023年4月15日(土)~16日(日)29名

2023年4月22日(土)~23日(日)19名

3、体験報告会 2023年5月13日(土)13時~17時

 

体験報告会当日は、参加者向けの多文化共生ワークショップや懇親会も実施しました。

 

事前オリエンテーションでは緊張した様子だった参加者が、体験報告会では、自分の意見を積極的に発表する様子が見られ、「また国際交流がしたい」「留学してみたい」という声を多くの参加者から聞くことができました。

 

こちらの報告動画(YOU TUBEにリンクします)もぜひご覧ください。

 

寄付募集のゴール・これからの活動
留学体験を、すべての子どもたちへ

HelloWorld設立当初から実現したいと思い続けてきた「まちなか留学基金による無償のまちなか留学提供」を、2023年についに始動することができました。

 

2023年の基金生48名をスタートに、今後は100人、1000人と提供対象を増やし、沖縄県の将来を担うすべての子どもたちに豊かな国際交流の機会を提供しつづけたいと思っています。

 

みなさまからのご寄付が、多様性ある社会の実現に向けて大きな力となりますので、今後ともお力添えのほどよろしくお願いいたします。

メッセージ
活動にかける想い・感謝のことば・支援者から
体験した生徒のことば

私の夢は科学者になることです。まちなか留学では、ノーベル賞候補学者の多くいるOIST(沖縄科学技術大学院大学)の研究者の自宅に3回ホームステイをしました。

 

英語は得意ではありませんが、ホストファミリーにOISTの学内ツアーや科学実験もさせてもらいました。世界レベルの方々と自分の好きな科学の話をしてとても楽しかったし、科学者の日常を共に過ごすという貴重な体験をできたことが嬉しかったです。

 

その後、東京大学異才発掘プロジェクトRocketや琉大ハカセ塾(ジュニアドクター育成塾)にも選抜されました。まちなか留学を活用して、もっともっと科学の魅力に触れられたと思います。

 

これからも伝えたいことを世界に発信する為に英語学習を頑張っていきます。より多くの同世代に利用してもらいたいです。

HelloWorld株式会社 岸本妃南子のことば

私が小学生の頃、海外留学は大人になってから行くものだと思っていました。

 

それが今では、子どもの頃から海外で生活をしている子も増えてきており、世界との距離がどんどん近くなっていることを感じています。

 

しかし、海外留学は未だ経済的に余裕のある家庭や、学力の高い子どもたちに限られているという現状があります。

 

グローバル化が進み、国際的な感覚が求められる世の中においては、スポンジのように吸収力の高く素直な幼少期のうちに体験する国際交流は、子どもたちが生きる力を身につける上でますます重要な位置づけになっています。

 

HelloWorldが提供する「まちなか留学」では、すべての子どもたちが国際交流や多様性に触れる体験ができ、これまでも多くの参加者から「英語学習をもっと頑張りたい!」「また参加したい!」というコメントをいただいています。

 

子どものうちの多感な時期に、このような国際交流体験ができることは、今後の人生や価値観を形成する上で貴重な経験となるはずです。

 

まちなか留学を通して、「世界はこんなに広いんだ!」もしくは「こんなに近いんだ!」ということを、子どもたちそれぞれの感覚で感じてもらい、視野を広げる体験としてほしいと思います。

 

それがひいては、沖縄県だけでなく、世界中が多様性で溢れ、お互いを理解し認め合える平和な社会を作ることにつながっていると心から信じています。

 

みなさまからのご寄付により、子どもたちに豊かな体験を提供できることを嬉しく思います。