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寄付総額196,644,209円 のべ寄付者数(件数)4,774件
1古都首里のまちづくり期成会
首里城復元期成会の流れを受け、平成 22(2010)年4月に設立。
2首里振興会
平成 19(2007)年4月設立。前身は首里文化祭実行委員会で、首里地区最大の団体。
3御茶屋御殿復元期成会
平成 10(1998)年2月設立。御茶屋御殿の復元をめざす活動に特化した団体。
4城西小学校区まちづくり協議会
平成 30(2018)年4月設立。城西小PTA、校区内の自治会や団体などが所属。
5首里三ヶ城南校区まちづくり協議会
令和元(2019)年6月、首里三ケ青少年健全育成会(三青会)の伝統を受け継ぎ設立。
6NPO法人 首里まちづくり研究会(すいまち研) ※首里杜会議事務局担当
平成 17(2005)年 12 月に建築士会首里支部や地元住民などで設立。那覇市景観整備機構認定第 1 号。
さらにオール首里を目指し以下の団体も賛同参画いただきました
7城東小学校区まちづくり協議会
8石嶺小学校区まちづくり協議会
9大名小学校区まちづくり協議会
首里地域のまちづくりの事業に対して基金を設置、寄付募集を行うと同時に、地域内から応募された企画に対して助成金を届けることで、首里城復興に合わせた地域の課題解決や地元に方にも観光客にも魅力的なまちづくりに寄与すること。
首里城が消失して2年が経ち、いよいよ正殿復元に向けてのロードマップも見えてきました。
私たちまちづくり6団体は、この激しい流れの中で、首里城を中心としたまちづくりをしっかり考え、議論する場所として「首里杜会議」という座組をつくり、複数のシンポジウムや勉強会の後に以下のような問題提起を出しました。
首里城公園開園以来、29 年が経とうとしています。この間、沖縄の観光は基幹産業として大きく成長 し、入域者数は年間 1,000 万人に、首里城を訪れる人は年間 250 万人を数えるようになりました。国内 外からの旅行者が世界で唯一無二の首里城を見学し、琉球・沖縄の歴史を感じることは大変有意義であ り、首里地区住民の多くはそれを誇りに思っています。しかし、レンタカーや観光バスで首里城公園に直 接乗り入れる「首里城観光」への違和感や問題意識は、年々高まっていると言わざるを得ません。
首里城焼失後、首里杜地区では大きな喪失感を共有する一方で、「御城と共にあるまち」の「あり方」 を見直そうという機運が生まれました。議論を重ねる中で共通認識としてあがってきたのは「これまで は観光向けのイメージが強かったが、首里城は本来ただの観光施設ではなく、琉球文化を象徴する存在 である」「首里のまちも観光イメージで語られがちだが、地域には地域の暮らしがある」「地元住民、沖縄 県民に愛され、大切にされる首里城を目指すべき」などという意見でした。
王都首里には、長い歴史があります。伝統文化を育み、洗練させてきた場が、首里城であり、首里のま ちであり、首里の住民たちでした。だからこそ我々首里杜地区住民は、県の首里城復興基本計画や那覇市 のまちづくりに関し、本物志向のまちづくりであることを求め、先人の営みが生み出してきた風景を大 切にし、歴史の継承者である次世代の子どもたちに伝統文化をつなぐことの重要性を訴えます。これか らも観光が沖縄の基幹産業であることに変わりはありませんが、ポスト・コロナ、そしてニューノーマル の時代にこれまで通りの観光政策で良いのかという疑問が残ります。今後、求められるのは、自然を守り 文化を掘り下げた付加価値の高いツーリズムであり、地域住民と来訪者が共に創り上げるサステイナブ ルな「地域交流ツーリズム」ではないでしょうか。特にコロナ前から我々が解決を求めていた交通問題 は、地域課題と観光課題の両方を解決できる方策があると考えます。また、首里城復興基本方針ではあま り触れられていませんが、現代社会はICTを抜きにしてはいかなる課題も解決できません。今後の首里のあり方を方向づける首里城復興基本計画において、ICTに関する視点を全項目に横断的に取り入 れるべきだと考えます。
企業の参画と子どもたちも参画
会議内で議論を深める中で、今後のまちづくりの継承者である子どもたちも含めて議論する場と解決に向けたモデル事業ができる資金の必要性を感じるようになりました。ここでオリオンビール様との幸運な出会いがあり、新規の商品として首里のビールを作るという共同作業がありました。そこで資金造成のきっかけとなる「首里まちづくり基金」の話が産まれました。毎年毎年の基金の使途を決定に関しては首里地域の子どもたちも参画してもらいます。
沖縄式地域円卓会議は、社会課題を市民参加で解決したいと考えている方々の一助になりたいと考えて開発されたもの、沖縄県内で70回以上の開催が実現し、たくさんのお問い合わせを頂くようになりました。
エッセンスをまとめたマニュアルをお届けします。
地域円卓会議の準備段階にもウェイトを置き、[1.テーマ決めのプロセス][2.着席者を決めるプロセス][3.当日までの準備やコミュニケーション][4.当日の運営][5.報告書作成]の全過程をわかりやすく説明するテキストとなるように企画しました。