羽地真喜屋地区 高齢者憩いの場「コミュニティーパーラー計画」基金
名護市羽地真喜屋区の住民の平均年齢は70歳。ですが、高齢者が集えるコミュニティースペースが存在しません。「昔みたいに、仲間とおしゃべりできる場所が欲しいさぁ〜」と話す彼らのために、気軽に集える場を提供したいと考えます。
代表である上江洲は、名護市羽地真喜屋区の古民家改修をきっかけに、真喜屋区の方々と交流を持つようになりました。地域住民の多くを占める高齢の方々との対話を通じて、「人」との繋がりを求めているという事に気づきました。
「昔はマチヤーグワァーがあって、そこに行けば誰かがいたんだよ」
「昔みたいに、仲間とおしゃべりできる場所が欲しいさぁ~」
「あんたが喫茶店でもやってくれないね~」
彼らとの会話が起源となり今回、コミュニティーパーラー開設を目指す「羽地地区高齢者元気化プロジェクト」を立ち上げました。
集落の中に、高齢者が集まれるコミュニティパーラー「真喜屋パーラー」をつくります。
真喜屋パーラーでは、利益を追求するよりも、高齢者が気軽に立ち寄り、ご近所さんとゆんたくできることに重きを置いていきます。そこで、コーヒーはSサイズ120円・Mサイズ190円、カフェラテは260円と、大手コンビニと同じ価格帯で提供します。
真喜屋地区にも喫茶店はありますが、それでも高齢者から「昔みたいに集まれる場所がない」という声が聞かれます。
どうして高齢者の方々は集まらないのか?
コーヒー代が高めなことも理由の一つですが、それだけではないと私たちは考えます。
必要なのは、関係性なのです。
代表者が所有する宅地の一部を、コミュニティパーラーの用地として提供します。
地域で高齢者と会話を重ねるなかで決心し、立ち上げている最中のプロジェクトです。
高齢者の方々は、常日頃から顔を合わせて挨拶し合う関係性の中から心を許し、信頼関係を構築して行く事を大切にしています。
このことを考慮し、ただパーラーを開設し招き入れるだけでなく、日々のコミュニケーションに注力し、皆様の余生にとって実り多き場所を目指していきます。