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寄付総額 126,617,733 円 のべ寄付者数(件数)1,097 件
「新崎盛暉平和活動奨励基金」では、今期採択者への授与式ならびに一昨年、昨年度の採択者の活動報告と講演会を開催しました。
日時:2022年8月13日(土)14:00~16:30(開場13:30)
会場:八汐荘 屋良ホール+ZOOM配信
内容:
第1部 新崎盛暉平和活動奨励基金授与式・報告会
1.2022年度 第6期採択者
(1)「金武町環境問題を考える会」(他薦 推薦者:吉田勝廣さん)
(2)西由良さん「若者世代が個人的な体験から沖縄問題を考えるためのトーク企画」(自薦)
2.第4期、第5期採択者報告
(1)2020年度 第4期 生活協同組合コープおきなわ 「地域住民が主体となった戦争体験者への聞き取り、次世代へ継承する活動」(自薦)
(2)2021年度 第5期 ① 吉川秀樹さん:辺野古新基地建設にかかる環境問題、ジュゴン訴訟などの国際ネットワーク構築、環境正義の提起(他薦) ② 宮城秋乃さん:「北部訓練場返還地の米軍廃棄物調査」(自薦・追加助成)
第2部 講演会 講演:「新崎盛暉先生のお仕事をふりかえる—沖縄大学図書館新崎盛暉文庫を通して—」
講師:若林千代さん 沖縄大学経法商学部教授・沖縄現代史、国際関係史
「あなたの沖縄」コラムプロジェクト(代表 西由良さん)
「私たちの世代は、沖縄愛に溢れる一方で、沖縄をめぐる様々な問題について積極的に語ることは少ない。そのため、若者同士で集まり、生活の中での違和感を紐解くことで、差別的構造を考えるための場を作った。私たちの世代の声を伝えたいという思いが、採択に繋がったことに勇気づけられた。」と語った。
吉川秀樹さん
「新崎基金に推薦してくださった4名(高里鈴代さん、花輪伸一さん、岡本由希子さん、若林千代さん)の方々とは、共に活動する中で刺激をもらってきた。とりわけ、自分が専門とする応用人類学と環境問題に関する運動とを連動させて活動することの重要性を教えてもらった。それは新崎盛暉先生が行ってきたことと繋がるのだと思うと非常に光栄であり、同時に身が引き締まる思いがする。助成金を授与していただいたことを励みにこれからも頑張っていきたい。」と抱負を述べた。
宮城秋乃さん
「北部訓練場跡地に残る米軍廃棄物を、訓練場メインゲートに返しに行った抗議行動が、威力業務妨害の疑いがあるとして家宅捜索を受け、パソコンなど通信、記録機材が押収されてしまった。今回「追加助成」で基金から支援していただいたことで道具を揃え、仕事を復活させることができた。感謝したい。今後、裁判も控えているが、米軍廃棄物の問題は環境破壊であることを伝え続けていく。」として、自身の調査活動について報告し、支援を求めた。
コープおきなわ様 報告者:屋慶名美和さん
「沖縄戦を体験した個人の生活史、地域の伝統行事や文化、習慣などを含めて聞き取りを行うことで、地域史として付加価値の高い資料となることが期待できる。助成金で作成する証言集は生きた教材として活用し、次世代への継承に繋げていきたい。」と意欲を語った。
北上田毅さん(顕彰)
土木技師。沖縄防衛局や県警などへの情報公開請求を続け、辺野古ゲート前の警備費や辺野古新基地建設予定地における軟弱地盤などの問題点を指摘。警備費については会計検査院も過大積算を指摘し、軟弱地盤問題は沖縄県の埋立承認撤回の最大理由となった。 ▶渡瀬 夏彦さんの記事も是非ご覧ください<フェイスブック>
【宜野湾】米軍ヘリの部品が落下した宜野湾市野嵩の緑ヶ丘保育園の屋上に14日、琉球大学工学部の渡嘉敷健准教授が騒音測定器を設置し、24時間の調査を始めた。
2018年度助成金採択者(第2期)
・渡嘉敷 健さん
沖縄県内における米軍航空機騒音の測定及び解析
・金 誾愛(キム ウネ)さん
演劇集団「創造」を中心とする戦後沖縄文化運動史の研究
演劇集団「創造」研究における問題提起 : 戯曲『人類館』を手がかりに(研究ノート)
応募申請:新崎盛暉平和活動奨励基金申請書自薦用
応募申請:新崎盛暉平和活動奨励基金申請書他薦用
■選考:みらいファンド沖縄の助成等選考委員会設置規定に基づき開催する選考会によって、助成先を決定いたします。
採択者
沖縄は日米両国の激しい地上戦の戦場になりました。
そしてその後27年の長きにわたってアメリカの事実上の軍事占領下に置かれ、軍事要塞とされていました。
これに対して、沖縄の民衆は、暴力的軍事支配に非暴力的抵抗闘争を積み重ね、無権利状態の中から少しずつ民衆の権利を拡大し、1972年の沖縄返還を実現しました。
しかしその後も米軍基地の沖縄への集中・自衛隊基地の強化等、沖縄を軍事的拠点として強化しようとする日米両政府の沖縄に対する差別的軍事政策は強化されこそすれ、改善される兆しは見せていません。
沖縄の歴史を踏まえ、沖縄の平和と人権を守り、沖縄を世界の平和の拠点とする市民の創造的実践活動、研究活動を助成することを目的として、この基金を設置します。
新崎先生逝去後も、継続に向けての寄付を募集します
2018年3月31日、沖縄を代表する歴史学者、新崎盛暉先生が逝去されました。本当に残念です。私ども新崎盛暉平 和活動奨励基金運営委員会は、先生とともに新崎盛暉平和 活動奨励基金を運営してまいりました。
先生とは生前、基金の会議中に、先生の死後もこの基金は続けていきたいですねと意思確認はしておりました。この5月に運営委員で集まり、改めて当基金の継続を決定、遺族の方々にも了解いただきました。
先生は、「民衆の力」を信じ、それを支援し続けることに尽力された方でした。この基金の最初の原資となった数々の著書も単なる研究発表ではなく、我々が運動に悩み立ち 止まったときに道標となることを企図されたものばかりだと改めて頭が下がる思いです。
私ども新崎盛暉平和活動奨励基金運営委員会は、先生の意思を受け継ぎ、当基金存続のための資金造成をしていくことを決め、皆様にお願いしていくことにしました。
次世代の平和活動に助成することで、できるだけ長く先生の思いをつないでいく原資になればと切に願います。
新崎盛暉平和活動奨励基金運営委員会
高嶺朝一 長元朝浩 三宅俊司 松田寛 浦崎成子 城間勝 親川裕子 我部聖
事務局
公益財団法人みらいファンド沖縄 副代表理事 平良斗星
沖縄式地域円卓会議は、社会課題を市民参加で解決したいと考えている方々の一助になりたいと考えて開発されたもの、沖縄県内で70回以上の開催が実現し、たくさんのお問い合わせを頂くようになりました。
エッセンスをまとめたマニュアルをお届けします。
地域円卓会議の準備段階にもウェイトを置き、[1.テーマ決めのプロセス][2.着席者を決めるプロセス][3.当日までの準備やコミュニケーション][4.当日の運営][5.報告書作成]の全過程をわかりやすく説明するテキストとなるように企画しました。