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休眠預金を活用した【みんなの配信と交流プラットフォーム事業】の実行団体を以下の通り、決定いたしました。(二次採択)

2023.09.07

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みらいファンドが「休眠預金活用事業」を活用して資金助成を行い、同時に、この仕組み(基金)が持続可能なものとなるよう、課題解決に向けた取り組みへの連携および伴走支援を行います。 本事業の詳細はこちら
ぜひ、みなさんの応援をよろしくお願いします。
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【配信コンテンツ開発部門】

 

◾️『地域伝統舞踊を活用した多文化交流プラットフォームの構築及び地域の魅力再発見!』 ~オンラインで繋がる大きな輪~

 <団体名>
  Kailua Hula Studio(所在地:沖縄県沖縄市)

 <事業概要>
①失われた子どもたちの体験機会、②子どもたちのまちづくり参画機会の減少(参画意識の希薄化)、③子どもたちの自己肯定感の欠如という3つの課題に焦点をあて、地域伝統舞踊を活用しオンラインで相互文化交流及び異文化交流ができる環境を創出する事で、自分たちの生活する地域の魅力を考え表現する体験、交流を行う。また、その取り組みをアウトプットし継続して活動できるプラットフォームの構築することで、課題解決に向けた一助とする。沖縄とハワイは気候や歴史と多くの類似点や繋がりを持ち、特に伝統や文化など互いに影響を受けている。また、久米島はハワイ島、石垣島はカウアイ島と姉妹島提携をし交流を深め、今では久米島と石垣島は年に一度ハワイアンイベントを開催している。ハワイアンフラは土地への理解や誇りを大切にしていて、こどもたちがフラを通して自身の住む土地を知り、学び、表現する機会を創出する。
[ワーク①]ハワイ、フラ、沖縄との繋がりについてのVTR(約8分) クイズ式・フラの基本的なステップ3つやハンドモーション(ちんさぐぬ花の1番)ウクレレの基本的な持ち方、弾き方、コード(2つ)
[ワーク②]地域の魅力について・3つの班に分かれ、自分たちのシマの芸能(歌や踊り)、食文化、自然などについて話し合い、発表し歌詞や踊りの中に反映。
[ワーク③]ワーク②でいただいた情報をもとに、ちんさぐぬ花の2番をオリジナルのうた(歌詞)と踊りを創作し、レクチャー(ちんさぐぬ花の1番はトラディショナル、2番オリジナル、3番エンディング)
[ワーク④]お互いオリジナルのフラを見せ合い、交流。今回、離島の2小学校と最終的なオンライン交流、そして調整中ですが、ハワイの同年代のこどもたちとオンラインだからできる非言語交流をしたいと計画している。

 <実施期間>
  2023年8月22日〜2024年2月29日

 <助成総額>
  7,665,923
  事業費:7,665,923

 <選定過程、理由>
・具体的で応用出来そうな企画、実施イメージしやすい
・アウトプットはフラを手段に自分の地域を見つめられる子供たちの成長
・フラがその土地を表現する、というのがいい。沖縄の子にもなじむ

 

 

【ニーズ調査部門】

 

◾️沖縄の伝統・地域芸能に関する子どもの体験保障実態調査

 <団体名>
  ケイスリー株式会社(所在地:沖縄県那覇市)

 <事業概要>
●調査目的と範囲:沖縄の子どもにとって、伝統・民俗芸能の体験の権利が保障されるような、体験の提供方法の構築を最終目的とした調査を行う。なお、本調査は期間が限られており、子どもの体験保障における実態、課題やニーズ等をコロナ過の影響有無(オンライン活用有無含む)を含めて把握し、体験の提供方法案の抽出までを範囲とする。
●調査の構成:事前調査、文献調査と深堀調査(対象地域を10市町村以内に絞る)、また、一部仮説検証のための実証事業から構成する。対象地域10市町村は、他実行団体の活動地域(与那国町や石垣市等)及び特徴的な地域(読谷村等)等の抽出基準を整理の上、選定する。抽出基準や現時点の候補は「Ⅳ事業設計(3)」に示す。また、対象となる取組みは、沖縄県内の伝統・民俗芸能のうち、特に多くの子どもへの影響が想定される学校主体及び地域主体の取組みとする。
●事前調査:本事業の全実行団体の情報把握及び追加調査を実施し、取組や知見、阻害要因有無等を把握し、効果的な調査・事業実施における連携を可能にする。
●文献調査:主に子どもの体験の定義、あるべき体験、体験の実態と傾向(経済的困窮含む)のデータ推計、実行団体の位置付け等を文献等から整理する。また、有識者インタビューも実施する。
●深堀調査:対象地域の伝統・民俗芸能における子どもの体験について、主な関係者(子ども、保護者、自治体、教育委員会、担い手、地域関連団体等)へのインタビューを通して、活動、課題及びニーズ等の実態を多角的に調査する。
●実証事業:提供方法案及びその実現に向けた課題の仮説(配信有無による価値の違い等)を検証するため、実行団体が取り組む活動と連携した実証事業を実施する。
なお、仕様書の記載項目は全て調査に含める。

 <実施期間>
  2023年8月28日〜2024年2月29日

 <助成総額>
  12,000,000円
  事業費:13,122,701円

 <選定過程、理由>
・調査手法、検証方法が具体的
・波及効果が見込める、基礎調査としての意義
・複数の手法を用いるため、多角的に
・定量、定性、深掘りのための設計ができている
・子どもから本音を聞く手法、グループインタビューが良い

 

※算定根拠の公表については「助成額は実行団体よりご提出いただいた事業計画書・資金計画書に基づき算定しています。」