一般社団法人サンゴ保全協会
1997年に起こった世界規模のサンゴ礁⽩化現象をきっかけに、1999年から恩納村を中⼼にサンゴの植え付けに取り組んできました。これまでの活動によって、恩納村海域でのサンゴ礁の被度は白化現象が起きる前の8割程度回復したと言われる等、一定の成果を得ています。
しかし、サンゴ礁の保全は、サンゴを増やすといった直接的な活動だけでなく、地域住⺠が海に対し関⼼を寄せ、サンゴを通して地域への愛着を深め地域に誇りを感じ、地域全体の環境を守るための⾏動を取ることが必要であると考えております。
このため、私たちは地域が主体となったサンゴ礁保全活動の体制構築と継続的な活動が展開できるよう、沖縄県内外の地域の支援を行うことを目的に活動を行っています。
1.サンゴ植え付け活動
恩納村で約20年以上継続しているサンゴの植え付け活動を継続することで技術・ノウハウ向上に努めています(法人格取得は2022年)。
2.地域主体のサンゴ礁保全再生活動に向けた支援
恩納村で取り組んできた様々な経験をもとに、漁業者を中心とした地域主体のサンゴ礁保全再生活動の体制づくりに、多様な支援で取り組んでいます。
3.学習機会の提供
総合的学習の時間や企業研修等を対象としたサンゴ苗づくりのワークショップの実施、SDGsの考え方が体感できるカードゲーム等を通して環境保全への興味関心・意識向上に取り組んでいます。また、学校教育現場への海洋生物・海洋環境に関する研究者や専⾨家等の講師派遣を行う等、海洋環境保全に関する学習の機会を提供しています。
メールでの連絡を希望します。