【新崎盛暉平和活動奨励基金】助成交付者決定
2017.07.21
この度、新崎盛暉氏と支援者の呼びかけにより創設された、新崎盛暉平和活動奨励基金の第1回助成交付者が決定いたしました。今回、採択された2名の方はいずれも、沖縄の環境を守り、平和な沖縄をつくるために地道な活動を続けている方々です。
沖縄は日米両国の激しい地上戦の戦場になりました。そしてその後27年の長きにわたってアメリカの事実上の軍事占領下に置かれ、軍事要塞とされていました。これに対して、沖縄の民衆は、暴力的軍事支配に非暴力的抵抗闘争を積み重ね、無権利状態の中から少しずつ民衆の権利を拡大し、1972年の沖縄返還を実現しました。
しかしその後も米軍基地の沖縄への集中・自衛隊基地の強化等、沖縄を軍事的拠点として強化しようとする日米両政府の沖縄に対する差別的軍事政策は強化されこそすれ、改善される兆しは見せていません。
このような、沖縄の歴史を踏まえ、沖縄の平和と人権を守り、沖縄を世界の平和の拠点とする市民の創造的実践活動、研究活動を助成することを目的として、この基金を設置します。
今回の助成金採択者
・宮城秋乃さん
沖縄県うるま市浜比嘉島出身。沖縄の森林性のチョウを研究。2011年9月より高江の昆虫類を調査。高江で準絶滅危惧種であるリュウキュウウラボシシジミやリュウキュウナミジャノメが多産していることを確認した他、新種のカニムシや希少なゴミムシを発見。当研究を通して、基地建設の沖縄自然環境への影響を伝えている。
・河村雅美さん
The Informed-Public Project(IPP)代表。IPPは沖縄をベースにした調査団体で、主に米軍基地汚染の環境問題に取り組む。情報公開制度等を駆使した調査報道的なアプローチを用いる。具体的なケースから、日米沖の現実的なポリティクス、問題解決者としての当事者性がない自治体のカルチャーの問題などの構造的な問題をあぶりだすことに主眼を置いている。
沖縄県うるま市浜比嘉島出身。沖縄の森林性のチョウを研究。2011年9月より高江の昆虫類を調査。高江で準絶滅危惧種であるリュウキュウウラボシシジミやリュウキュウナミジャノメが多産していることを確認した他、新種のカニムシや希少なゴミムシを発見。当研究を通して、基地建設の沖縄自然環境への影響を伝えている。
・河村雅美さん
The Informed-Public Project(IPP)代表。IPPは沖縄をベースにした調査団体で、主に米軍基地汚染の環境問題に取り組む。情報公開制度等を駆使した調査報道的なアプローチを用いる。具体的なケースから、日米沖の現実的なポリティクス、問題解決者としての当事者性がない自治体のカルチャーの問題などの構造的な問題をあぶりだすことに主眼を置いている。