【報告】第4回まちのたね通信フォトレポーターサミット開催(3/28)
2012年3月28日(水)、第4回「まちのたね通信」フォトレポーターサミットが行われました。
当日は31名の参加があり、会場は第2回のサミットと同様、漢謝園にて開催。フォトレポーターの方々の楽しい交流の場となりました。
□■第4回「まちのたね通信」フォトレポーターサミット■□
日 時:2012年3月28日(金)19:30~21:30(開場19:00)
会 場:漢謝園 安里店(那覇市安里1-7-1)
対 象:まちのたね通信フォトレポ―ター
参加費:1,000円
参加人数:一般31名
主 催:公益財団法人みらいファンド沖縄、那覇市
協 力:まちのたね通信編集局
今回で4回目となったフォトレポーターサミット。これまでで一番お子様が参加されたサミットとなりました。お子さんを連れた夫婦そろっての参加、また、お子様を連れた“ママフォトレポーター”が多く、始終にぎやかな会となりました。
今回は、まちのたね通信(以下まちたね)の発案者でもあり運営会社 地域情報エージェント株式会社 代表取締役社長とフォトレポーターさんの『朝まで生まちたね』と題した座談会が2部構成で行われました。
【第一部】激論!まちたね流 プロ野球珍プレー!
第一部では、まちたねフォトレポーターさんの、プロ野球キャンプにまつわるフォトレポートをいくつか紹介。キャンプの取材レポートのほか、主に市民目線のほのぼのとしたレポートが会場に映し出され、会場は大いに沸きました。
実はこのキャンプレポート、まちたねの“市民メディア力”が注目・採用された、無償ボランティアではないお仕事(有償)の一環。まちたねとしては、フォトレポーターの身元はしっかりしているため、信頼のある人を送りこめる。また、フォトレポーターとしては、一市民でもなかなか入ることのできない場所(キャンプ)に入り、取材するという貴重な体験ができる、という両者に有益な企画だったというコメントがありました。
【第二部】激論!まちたねが考える市民メディアとは!
第二部では、[沖縄戦記録フィルム1フィート運動の会]や[沖縄シニアの会]など、県内NPOのフォトレポートの例を紹介し、どのようにまちたねを使っているか、またフォトレポートを通して何を伝えたいかなどの意見が交わされました。また、東北での例を挙げ、“メディアは特定な情報しか流さないのに対し、事実を住民目線で伝えられるのはフォトレポ―ターである”というコメントがありました。
「ウェブで情報発信をすることは、コメントがすぐにかえってくるので、反応が速くて面白い。」
・・・mioonさん(右)
「市民団体として(まちのたね通信に)情報発信することは、新聞では届かないような若い層へのアピールとして活用できる。」
・・・秘密探偵さん(中央)
「わりと小さなストーリーを積み上げることは難しい。しかし、このような(フォトレポート)情報が流通しないとNPOのやっていることは伝わりにくい。市民がフォトレポートをあげることで、その“まちのストーリー”がつくられていく。これが『まちのたね通信』のカタチ。沖縄で始まったことが、現在は県外へ波及し、愛知県、仙台、岩手、千葉でも期待されている。」
・・・平良(左)
約45分にわたる座談会での発言を、ビジュアル的にわかりやすくまとめてくださったのは、特定非営利活動法人まちなか研究所わくわくの宮道喜一さん。「宮道さんがまとめてくれた模造紙を見ると、自分の頭がよくなった気がする」と着席者の発言がありましたが、まさにその通り。プロッキーを何色も使い分け、わかりやすく要点をまとめた1枚となりました。
宮道さん、ありがとうございました。
●●● 着席者 ●●●
・秘密探偵さん(フォトレポーター)
・mioonさん(フォトレポーター)
・平良斗星(地域情報エージェント株式会社代表)
●●● 司会進行 ●●●
深谷慎平(まちのたね通信編集室)
●●● ファシリテーション ●●●
宮道喜一さん(特定非営利活動法人まちなか研究所わくわく)
懇親会では、美味しいお食事はもちろん、フォトレポーターさんの交流も楽しまれている様子がうかがえました。普段は接点のないような個人もしくはコミュニティが、フォトレポーターサミットを通して交流を深められたことは大きな成果です。今回は、県内のNPOだけでなく、静岡県のNPOからもサミットの参加があり、まちたねに高い関心をもっていらっしゃいました。
はるばる、静岡よりお越しくださいまして、ありがとうございました!
会場にいらっしゃったフォトレポーターのみなさま、ありがとうございました。スタッフ・関係者のみなさま、長時間おつかれさまでした。また、会場と美味しいお食事を提供していただいた漢謝園さん、第2回サミットに引き続き、遅い時間までありがとうございました。
今回は残念ながら参加できなかったみなさま。今後も引き続き、市民目線のフォトレポート期待しております。皆様からのフォトレポートが「まちのたね通信」・「みらいのたね通信」を育てます。
これからもNPOの情報発信の活性化とサイトの充実のためにご協力ください。