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【沖縄離島バドミントン基金】第10回講習会が北大東で開催されました

2012.02.13


ひさびさのバドミントンスクール開催のご報告です。実は、昨年秋にもいくつかの講習会を開催していたのですが、すっかり報告が遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。
  
今回ご報告する北大東島での開催が、この基金からの助成で実施する記念すべき10回目の開催でした。これまでご支援くださったみなさま、本当にありがとうございました。
みなさまからの寄付で、この講習会は実施していますが、2011年9月までの寄付は、536,336円に達しています。のべ51人の方々からいただいたこの寄付が、これだけのことを実現しました。
   

沖縄離島バドミントン基金
第10回までの記録
  
のべ4島で、講習会を実施
のべ241人の子どもたちが受講
のべ22人の講師を派遣
合計960球のシャトルを寄贈

  
粟国島からは沖縄県代表選手が生まれるという、嬉しいニュースもありました。しかしこの基金とバドミントンスクール実行委員会の目的は、選手の強化だけではありません。高校に上がると島を親元を離れなければならない子どもたちが、目標や自信を持ってはばたいていけるよう、バドミントンを通じて応援すること。これもまた、重要な目的です。
これからもどうぞご支援をお願いいたします!
  
それでは、記念すべき第10回の北大東での講習会の模様です。
今回は、いつもに増して、盛りだくさんの内容でお届けします。
  

沖縄離島バドミントン基金については >>> コチラ


2011年10月28日の夕方からと、翌29日の午前に、北大東島にて第10回のバドミントンスクールを開催し、小学生、中学生が合同で受講しました。
今回、アシスタントとして参加したのは、首里中学校3年生の上村浩平さん。今年7月の中体連県大会で2位になった、将来有望な選手です。28日は金曜日。上村さんは、授業を2時間目まで受けて飛行機に乗ったそうですが、学校の先生も「どんどん行ってこい!」と応援してくださったとか。
  

▲上村浩平さん
  
さて、そんな上村浩平さんが、学校の先生に提出したという作文を入手! ここでご紹介いたします。
  
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沖縄離島バドミントンスクールへの参加
上村浩平
  
 僕は、大見謝さんからこの「離島バドミントンスクール」の話を聞いて、初めは、本当に自分がみんなを教えられるのか心配でした。
 しかし、お父さんやお母さんに
「こんなチャンスは二度とないよ」と言われたので、頑張ってみようと思いました。
 今回は北大東島で開催されて、北大東島は中体連で僕と同じ那覇地区なので、教える事はやはり不安でした。
 10月28日と29日の2回、講習会があり、参加者は小・中学生で、まずバドミントンの基礎、手投げをしました。
 みんなに意識させてことは入れ替えをした時、右足を思いっ切り前に出す事とか、ヘアピンでは、バランスをとるために左手を後ろに持っていくことなどを教えました。
 その時に、みんなから質問されて、
「フェイントってどうやるんですか?」
「ここのフットワークはどんなですか?」
など、基本的な質問が多いなと思いました。
 そして、手投げの次には、自分がノックをあげて、どうやったらみんなが楽しくノックを受けられるかなどを、考えてやりました。
 普通のノックよりいっぱいフェイントを入れたり、自分が声を出して場を盛り上げたりすると自然とみんなが声を出して、とても良い雰囲気でノックをする事ができました。最後は試合をして、主にシングルスで、何回も何回も挑戦してきてくれて、離島の選手達は人数が少なく、
「試合をする相手が決まっているので、こういう機会に強い選手と試合ができてうれしいです」
と言ってくれて、本当に来てよかったなと感じました。
 この「離島バドミントンスクール」を通して、離島選手の技術向上もありますが、選手同志の交流のためもあるなと思います。
 これからも、色んな離島に行って沖縄県全体を強くしていきたいです。
  
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文章から、楽しかったようすが伝わってきますよね。
  

   
続けて、北大東での講習会の話題をもう一つ。
今回、メイン講師の大見謝さんは、ちょっとイマドキな道具を使って指導しました。それは、iPad。
ある小学生のフォームに、自己流のクセがついてしまっていて、正しいフォームをいくら説明したり見せたりしても、なかなか直る兆しがみえず、困っていたところ、iPadでその小学生のプレイを撮影し、その場で見せました。そうすると、自分のフォームを客観的に見る事ができ、その後はみるみるうちに良くなりました。「イメージを具体的に持てるようになったからだと思う」と大見謝さん。指導も、いろいろ工夫が必要なんですね。
  

  
ということで、第10回記念の講習会も、とても充実したものとなりました。
北大東島のみなさま、今回もお世話になり、ありがとうございました!
   

  

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 「沖縄離島バドミントン基金」では、離島でバドミントンに取り組む子ども達に指導員を派遣する活動へ、助成を行ってまいります。この取組みをどうぞ応援してくださいますようお願いいたします。
「沖縄離島バドミントン基金」への寄付の方法は、こちら