【CSRヒトワク】第10回放送終了
7月8日から放送を開始した当番組も、本日で節目の10回を迎えることができました。これからも番組をお聞きの皆様に有益な情報をお届けできるよう頑張っていきますね!
本日は株式会社りゅうせきから町田健作様、琉球海運株式会社から仲本健次様をゲストにお迎えして、創立60周年記念事業「衣料・絵本支援ボランティア」についてお話しいただきました。
本日聞き逃してしまった方も下のポッドキャストでお聞きになれます。
■再放送:放送当日22:00~、毎週土曜日11:00~(次回まで今回の放送を流します)
本日のゲスト両社は沖縄県民の生活にとても密着している事業を行っています。株式会社りゅうせきはエネルギー会社として、車社会の沖縄にはなくてはならない存在。そして琉球海運株式会社はエネルギーだけでなく本土から沖縄に入る貨物を輸送しています。違いはB to C(対消費者向けビジネス)かB to B(対企業向けビジネス)なのか。実は今回のプロジェクトはこのビジネスの様態がミソとなってきます。
本来60周年記念事業として別々に考えていた両社。りゅうせきさんは、今までにコンサートチケットの提供などはあったが、60周年という云わば会社の還暦という節目に、これまでとは違う「生まれ変わる」ようなものはないか、と模索していたそうです。そこで考えたのが県民のボランティアのお手伝い、衣料のリサイクルでした。リサーチを行ったところ、衣料を集めてもそのまま提供するのは難しいという問題が出てきました。輸送コストがかかってしまうのです。一度は断念するか、、、というところまで来ました。そこでこの事業を実行するに至ったのが琉球海運さんとの繋がり。物流がネックだったところに、顧客として繋がっていた琉球海運さんにこのアイディアを持ちかけたところ、一緒にやりましょうということに!
+—————————————————–+ 物流をクリアすれば実現できると思った 「餅は餅屋」、お互いの得意分野を活かし 無理のない事業運営が出来ました +—————————————————–+ ((株)りゅうせき・町田健作様) |
このように、衣料・絵本の収集は県内に数多くの拠点を持つB to Cのビジネスを行なっているりゅうせきさん、沖縄から支援先NPOへの輸送はB to Bで大型貨物船を所有している琉球海運さんが行うという、お互いの得意分野を活かした共同プロジェクトです。
琉球海運さんはその事業柄、これまで地域社会に貢献するという機会が少なく、今回消費者と密に繋がるりゅうせきさんとのタッグが組めたことで、この事業が決定したときには社員の方も喜んでいたそうです。告知からすぐに届いた物資を見て「沖縄の人は優しいなぁ~」と思ったと仲地さん。消費者
と近く結びつくことができる機会はモチベーションも上がりますね。
+—————————————————–+ りゅうせきさんが衣料・絵本の収集、 琉球海運が集荷と海上輸送という 得意分野で協力する面白い事業 +—————————————————–+ (琉球海運(株)・仲本健次様) |
また仕分け作業は両社共同で行い、人材の交流や企業の結びつきという面で、今後は本業にも良い影響が出てくるだろうとのことです。最後の仕分け日にはなんと社長も出てきて社員総出で行ったそうですよ!
最終的に集まった衣料は重さにして6,141kgでコンテナ4本分、絵本は2,027冊でした。衣料はJRCCを通じて支援が必要な地域へ届けられ、絵本は県内の保育園などに寄付されます。12月20日(月)にはその出発式を行います。
今回の事例は、お互いの強みを活かすことで1+1が3にも10にもなるという、良い事例ではないでしょうか。今後もこのような活動が増えていくことを期待しちゃいますね!
次回の放送は12月23日(木)です。ゲストに株式会社損害保険ジャパンの理事・CSR統括部長の関正雄氏をお招きし、企業のCSR活動をどのように地域貢献へとつなげていくかについてお話ししていただきます。ぜひぜひお聞き逃しなく!
■株式会社りゅうせき http://www.ryuseki.co.jp/index.shtml
ブログでは活動の様子がご覧いただけます。 http://ryuseki.ti-da.net/
■琉球海運株式会社 http://www.rkkline.co.jp/
ブログでは活動の様子がご覧いただけます。 http://rkkline.ti-da.net/
■JRCC((特活)日本救援衣料センター) http://www.jrcc.or.jp/
□株式会社損害保険ジャパン http://www.sompo-japan.co.jp/
→損害保険ジャパンのCSR活動について:コチラ
(宮里)