【沖縄離島バドミントン基金】粟国島での講習会(第12,13,14,16,18回)
沖縄離島バドミントン基金をきっかけに生まれた、バドミントンスクール実行委員会に、講習会の依頼が舞い込みました。粟国島でスポーツクラブを結成し助成金を獲得したので、月に1度、指導に来てほしいという依頼に、実行委員会メンバーは大喜び。そんなわけで、2011年11月から毎月、粟国島へ赴いています。
今回のレポートは、粟国島での講習の最近のようすをお伝えします。
講師とアシスタントは、大見謝さんと津嘉山ゆいさん。いつもの粟国島担当メンバーです。粟国スポーツクラブは、子どもから大人までが参加できるクラブ活動なので、大人の初心者も参加しています。もしかして、粟国ではにわかにバドミントンブームか?! 実は粟国では、1月の島尻地区新人大会で中学2年生の子がシングルス2位になるなど、小中学生はシングル・ダブルスともに、最近けっこういい成績を残しています。そういう姿を見ている親御さんや、学校の先生たちもバドミントンを始めたそうです。
そんな島民みんなのクラブ活動の講師として呼んでくださっていますが、それだけじゃあ、もったいない! ということで、小中学生の対象の講習会も開催し、シャトルの寄贈を行っています。(事務局カウントでは、第12,13,14,16,18回講習会にあたります)
ここ半年、粟国スポーツクラブが旅費を負担してくだっているおかげで、毎月粟国島を訪れることができ、子どもたちももちろんメキメキ上達していますが、それと同じようにメキメキと指導力を上げているのが、アシスタント講師の津嘉山ゆいさんです。思えば2010年9月に初めて講師を担当したときは、子どもたちも遠慮がちでしたが、津嘉山さんも遠慮がちでした。
けれど、何度も通ううちに、子どもたちも懐いてくれ、津嘉山さんもずいぶん慣れてきました。「自信を持って、子どもたちへのアドバイスを言えるようになってきた」と大見謝さん。津嘉山さんの指導者としての成長も楽しみになってきた、とも言っていました。
▲子どもたちにアドバイスする津嘉山さん
しかし一方で、心配なことも。毎月講習会があると、子どもたちにとっては「あたりまえ」のことになっているのではないか、と大見謝さんは感じているそうです。「ある程度の緊張感を持って練習をしないと、吸収できるものもできない」と心配しています。なかなか厳しい意見ですが、もしかすると粟国の子どもたちは、次のステップに進む前の段階にあるのではないでしょうか。
粟国島へは、今は助成金で呼んでくださっていますが、年度が変わると継続して講習会ができるかどうかはわかりません。けれど、できればこのペースで続けていければ、子どもたちの成長に必ず繋がります。
この粟国島はもちろん、他の島でも、講習会を心待ちにしている子どもたちがいます。ぜひ寄付でご支援くださいますよう、お願いいたします! 沖縄離島バドミントンスクール実行委員会でも、引き続き寄付を呼びかけ、これからもできるだけ訪島できるようにがんばります。
▲第12回(2011年10月28〜29日)
▲第13回(2011年11月2〜3日)
「沖縄離島バドミントン基金」では、離島でバドミントンに取り組む子ども達に指導員を派遣する活動へ、助成を行っています。この取組みをどうぞ応援してくださいますようお願いいたします。
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海をながめる津嘉山さん