公益財団法人 みらいファンド沖縄

沖縄学生SIFE派遣支援基金の記者発表を行いました。

SIFEに参画する沖縄の学生を支援する『沖縄学生SIFE派遣支援基金』。
9月9日に県庁記者クラブで発表記者会見を行ないました。


 
■日時:2010年9月9日13:00~13:30
■場所:県庁記者クラブ応接室
■発表者:
牧志朝英(琉球大学3年次、沖縄学生SIFE派遣支援基金 コンダクター)
宮城未来(琉球大学2年次、2010年度SIFEjapan全国大会ルーキー賞「琉球大学チームAct!」副代表)
小阪亘(みらいファンド沖縄 代表理事)
宮里大八(琉球大学産学官連携推進機構 特命准教授 産学官連携コーディネーター、沖縄学生SIFE派遣支援基金 アドバイザリーボート)
 

【1】この基金の趣旨、込められた想いについて

牧志:SIFE(サイフ)とは日本含む世界40カ国、1500以上の大学が参画している国際的NPO。大学生が社会課題を解決するために、事業を企画/立案/実行してビジネススキルを向上させ、次世代のリーダーを育成していくことを目的としている。毎年「SIFEワールドカップ」を実施しており、事業の「成果」を大きく評価することが特徴。今年度、国内大会に沖縄から3大学が参加し、フリーマガジンプロジェクトのAct!がルーキー賞を受賞した。今回の基金はSIFEへの参加支援を通じて、世界的な視野を持ち、沖縄を支える人材を輩出するために設立した。多くの皆様から支援いただきたい。

宮里:世界の志の高い学生がSIFEワールドカップに参加している。沖縄からもそういった学生を生み出していこうと思い、お手伝いしている。学生が実際のベンチャーや社会起業などで地域に貢献しながら成長していく機会が、SIFEワールドカップでは作れると考えている。また沖縄21世紀ビジョンの中には、世界で活躍できる人材を輩出するという目的がある。私自身がビジョンの策定部会メンバーであったこともあり、そういった意味でもSIFEが良いきっかけとなると考えている。
 

 

【2】基金化の経緯について

小阪:みらいファンド沖縄は4月にできた団体。社会の共感を育てて、市民社会に資金循環を生み出すことを目的とし、沖縄の社会解決のための仕組みを作っていきたいと考えている。今回、牧志さんの想いをもとに『沖縄学生SIFE派遣支援基金』が設立されたが、これは私たちの「じぶん基金」というプログラムに基づいている。社会における重要な課題は、日々暮らす個人だからこそ気づけることもある。「気づいた個人」を支えながら基金づくりをし、課題解決のチャレンジを応援していくのが「じぶん基金」となっている。

小阪:私たちが今回の内容に賛同したのは、学生の派遣によって、ソーシャルかつグローバルな視点を持った学生を、今回単発の話ではなく長期的に輩出していく点。この内容であれば、学生個人個人ではなく県民の手で支え、公益的な取り組みにしていくべきと感じ、基金化に至った。
 

 

【3】沖縄学生SIFE派遣支援基金のビジョン

牧志:沖縄21世紀ビジョンが目指すところと本基金との共通点は、私がSIFEの取り組みを初めたのち知ったが、今後はこの関わりを意識して広げていきたい。沖縄におけるSIFEの取り組みは、任意組織としても立ち上がる前だが、自分個人としてはSIFEワールドカップを2020年の沖縄に誘致したいという想いがある。そのためには沖縄の学生が日本代表となり、ワールドカップでベスト4にランクインする最低条件がある。これを6年後を目処に実現するにあたり、まず沖縄の大学から日本代表を出せるよう、そのために学生の様々な良い活動に経済性が伴うよう、促していきたい。
 
牧志:短期的な計画としては、今年10月にSIFEワールドカップの視察を行い、その帰国報告会を11月に実施したい。その後、ゼミ単位の活動や、企業との連携を進め、来年の4月には、2011年度の日本予選に向けたプレ予選を行なう。ここで学生の事業を産学官に向けてアピールし、アドバイスを貰うことによってプレゼンのブラッシュアップに繋げ、優勝・準優勝のチームには本基金から日本予選への旅費を助成したい。
 

【4】学生がグローバルな視点を持つ意義と決意

牧志:ローカルな課題であっても今までにない解決をしていくうえでは、新しい手段や視点が必要となる。そのうえで、年齢の近い学生が県外、海外で行う、先進的な活動に触れることで多くの刺激を受けられる。イベントの誘致を通してではあるが、大学生自身が活動し、伝えていくきっかけとしたい。

宮城:学生総合メディアAct!にて、雑誌発行やイベント開催によって学生のキャリア支援を行っている。今回の国内予選に出場し、国内の様々な活動を見ることができた。世界大会となると地域を超え国家レベルの課題を解決しようとするプロジェクトもあるとのことで、それを見に行きたい。活動やプレゼンの内容から学んだことを、沖縄の学生に伝えていくとともに、自分の活動にも反映させていきたいと思う。
 
牧志:日本代表も狙っていくということでしょうか。
宮城:こちらの頑張り次第かと思うが、ぜひ狙っていきたい。
 

 

【5】基金の目標と寄付の呼びかけ

牧志:まずは10月10日~12日の世界大会に向けて、コンダクターである私含め5人の学生を送れるよう、100万円を目標に寄付を集めたい。将来的には、助成によって派遣されたOBOGが毎年積み上がり、社会人になって基金に寄付をしてもらうことで、毎年の派遣費用をまかなえるようになると考えている。5人×10年続けることができれば、毎年1人1万円の寄付で、年に5人分の派遣費用となる計算。
 
牧志:そのために、まず初回の支援を必要としている。趣旨に賛同頂けるかたは一口100円からの支援をぜひ頂きたい。応援メッセージもお待ちしている。
 

【6】質疑

(1)チラシの配布場所は。
 
佐脇(みらいファンド沖縄):ネットでダウンロードできるようにしている。
牧志:那覇市NPO活動支援センターでも配架している。
 
(2)日本代表になった学生や、世界大会でランクインする学生はどのような活動をしていて、どのように貢献しているのかの具体例があれば。
 
牧志:今年の日本代表である滋賀大学の「まち遊びケータイ」は、観光×ITの視点から、携帯電話を使い、城下町を歩く観光客に情報提供したり、面白いと思った場所の写真をアップするサービスや、お気に入りスポットのマイマップが作成できるといった遊びの要素を提供することで、観光客の平均滞在時間を実際に伸ばした実績がある。また商店街の経営スキルを向上させるセミナーを実施して、経常利益を伸ばした事業を行った。
 
牧志:去年世界大会で優勝したエジプトのプロジェクトは、地域で本が売れない課題に対し、識字率を向上させる取り組みや、本が売れるセールの実施を行うことで売上を伸ばした。沖縄の学生も非常に良い活動を行っている印象だが、効果測定や見せ方などに改善の余地が大きいと思う。
去年日本代表の関西学院大学のCASAプロジェクトは、滞日アジア人女性の就労支援のため、カフェを運営するもの。SIFEで啓発活動を行なったのち、お弁当のケータリングで運営資金を得ることにより、現在も運営されている。
 

 


熱い想いとともに課題解決に取り組んでいる沖縄の学生。沖縄の次世代を担う彼らがSIFEに参画することを支援していく『沖縄学生SIFE派遣支援基金』では、趣旨に賛同頂ける方からのご寄付をお待ちしています。
10月のSIFEワールドカップに牧志さんはじめ学生たちを視察に行くことができるよう、ぜひご支援ください。

寄付は一口100円から受け付けています。[方法・詳細はこちら]