公益財団法人 みらいファンド沖縄

【報告】第5回勉強会「廃校が人気美術館に変わる」 終了しました

みらいファンド沖縄主催第5回勉強会「廃校が人気美術館に変わる」が
2012年2月10日(金)に行われました。

みらいファンド沖縄では、地域課題の解決に取り組むNPOが
継続的に活動できる資金循環の環境を整えることをめざし、
不定期で勉強会を開催しています。
第5回目の内容は。。。




  

 
当日は行政・NPO・個人などから幅広く関心をいただき、定員ピッタリの50名の来場がありました。
タイトルと講師の多田氏に関心を持たれた方が多かったように感じます。

今回の勉強会は前半に多田氏の講演、後半は多田氏に加え、司会平良と沖縄グッド・トイ委員会土屋氏で鼎談を行いました。

学校や公民館などの公共施設の統廃合は少子高齢化社会である日本全国共通の問題です。
沖縄県でも久茂地小学校や久茂地公民館を始め、統廃合を進める行政と、保存を求める地元・地域との話し合いが続いています。
多田氏は感情で残したいと訴えるだけではなく、その場所を市民がどう活かしていくかを提案する必要があると仰っていました。


(東京おもちゃ美術館館長 多田氏:写真右 
沖縄グッド・トイ委員会 支部長 土屋氏:写真中央 
みらいファンド沖縄副代表理事 平良:写真左)

年間来場者数10万人を超える人気スポット「東京おもちゃ美術館」。
そこもかつて廃校になることが決まった新宿の四谷小学校でした。
その事例から、NPOなどの公共団体や学校などの公共施設が、市民や地域を如何にして巻き込み、支援を得て運営していくためのヒントを教えていただきました。

また、NPOにとっての資金調達として=ファンドレイジングがお金集めの手法としてばかりもてはやされているように感じるが、多田さんは同時にボランティア=時間や労力を寄付してくれる人を隠れた収入の一つとして計算する「サテライト勘定」の大事さも説いていました。


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「新しい視点や見方にハッとさせられるお話が沢山聞けました。市民との協働を行政が掲げる中で、サテライト勘定などの考え方をはじめ同僚に伝えたい内容が盛りだくさんでした。」
(那覇市職員)
「今後の自団体の活動に活かせそうな事例が多くありました。沖縄の世代間交流についてファーカンダ(祖父母と孫の方言呼称)」など色々考えさせられた。
(NPO職員)
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また、会場ではみらいファンド沖縄の新たな試みとして、100ドネ=100円の「寄付チケット」を参加者に配布し、自分が支援したい団体を選んで会場後方にある封筒に投票してもらう「寄付体験」を実施しました。


(みらいファンド沖縄が支援する10団体の封筒)

この寄付体験は、少額ではありますが、自主的に寄付先を選ぶことで沖縄の社会課題について関心を持っていただく事が目的で、
参加者はそれぞれ「寄付なび」などを参考にしながら100ドネの使い道を選んでいました。

寄付なびについては >>>[こちら]

検討する時間が短かったものの、それぞれ自分が投票した団体については印象に残ったのではないでしょうか。

社会課題というのは一個人や一団体では解決できません。
これまでの勉強会でも何度も学んできたことですが、ファンドレイジングは単なるお金集めではなく、共感集め。
自らの団体がどんな社会課題の解決を目指しているかを説明すること自体に意味があります。

その上で寄付やボランティアという形でNPOの活動に参加してもらう。
東京おもちゃ美術館に見習うべきは、拠出金寄付=「一口館長」、修理ボランティア=「おもちゃドクター」などのわくわくするキャッチコピー。
そしておもちゃコンサルタント認定など、市民があくまで楽しく参加できるデザインをしているところにあると感じました。

行政やNPOの方々はじめ、個人の参加者からも充実した学びがあったとの声が聞かれました。
皆様お忙しい中お時間を割いて頂きありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。
みらいファンド沖縄はこれからもこの様な勉強会を開催していきますので、是非ご参加ください。

(我如古)

【参考】
認定NPO法人日本グッドトイ委員会 理事長/東京おもちゃ美術館
http://goodtoy.org/ttm/index.html
沖縄グッド・トイ委員会(ブログ)
http://okgoodtoy.ti-da.net/
NPO法人沖縄県立現代美術館支援会happ(ブログ)
http://okinawaamu.ti-da.net/

 


みらいファンド沖縄 第5回公開勉強会
「廃校が人気美術館に変わる」~地域や社会に支えられる活動・団体~



日本グッドトイ委員会とは・・・
NPO法人日本グッド・トイ委員会は、市場にあふれるおもちゃに疑問を投げかけ、日本で唯一の優良なおもちゃの選考・普及機関として1987年に誕生しました。
それから20年、新宿区四谷の地域住民の方々から廃校に子供たちの笑い声を取り戻して欲しいとオファーを受けた時から物語は始まる・・・

   
日時   2012年2月10日(金) 15:00〜17:30
場所   沖縄県立博物館美術館 美術館講座室
沖縄県那覇市おもろまち3丁目1番1号
  
参加費   1000円 *定員50名。
  
講師  多田 千尋 氏
認定NPO法人日本グッドトイ委員会 理事長/東京おもちゃ美術館館長
http://goodtoy.org/ttm/index.html

主催  公益財団法人みらいファンド沖縄
協力:沖縄グッド・トイ委員会、NPO法人沖縄県立現代美術館支援会happ
後援:沖縄県  

   

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