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【CSRヒトワク】第32回「ジュゴンの食み跡調査」放送終了(11/24)

2011.11.25

「社員をサーフィンに行かせよう」・・・・・このセリフ知ってますか?
これは本のタイトルにもなった、パタゴニア社の社長が仰った言葉です。
果たしてその真意は?

第32回目に当たる本日は、パタゴニア日本支社 土屋様、作場様× 北限ジュゴンを見守る会 鈴木様、比嘉様にお越しいただき、「ジュゴンの食み跡調査」の取り組みについてお話いただきました。

本日聞き逃してしまった方も下のポッドキャストでお聞きになれます。

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111124CSRヒトワク—北限のジュゴンを見守る会 代表 鈴木雅子 企業:パタゴニア社 土屋彰 テーマ [ジュゴンの食み跡調査]
2011年11月24日 更新
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タイフーンfm

■再放送:放送当日22:00~、毎週土曜日11:00~(次回まで今回の放送を流します)


この取り組みは絶滅危惧種である沖縄のジュゴンの保護を目的として、現存するジュゴンの生息環境調査をするものです。
2者の関係は2006年にパタゴニア社の事業である環境助成金に北限ジュゴンを見守る会の同調査活動が採択されたことから始まります。

その関係はこれまで5年以上に渡って続き、今ではパタゴニア社員がインターンシップ・プログラムを利用して沖縄まで直接来て調査の協力をするという関係にまで発展しました。



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「企業の社会貢献という固い枠組みに捕らわれずに、沖縄の綺麗な海や食事を楽しみながらやっています。」
(パタゴニア日本支社 作場様)
「パタゴニアの社員さんたちが重い責任感などではなく、楽しみながら調査に協力くれるのが嬉しい。」
(北限ジュゴンを見守る会 比嘉様)
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「社員をサーフィンに行かせよう」・・・この言葉に込められた真意は
アウトドア用品を製造・販売しているパタゴニアの社員はまずは自分でそのウェアを来て、山に海に出かけ、自然と遊ぶことでその商品のことを知るべし。

そして、その自然がフィールドであるパタゴニアは企業理念として環境や社会が持続可能でなければならないという価値観を持っていて、それが社員にも浸透していると感じました。(というよりそれに共感する人たちが集まっているのでしょうか)

本土から沖縄への距離感というのは互いに経済的にも時間的にも負担でした。しかしその壁を乗り越えて毎年のように来沖し、一緒に汗を流すこの行動力と信頼関係は、CSR=企業の社会的責任を超えた社員の社会的価値観にまで達していいるのだと感じました。

近年(特に震災後)色々な企業からパタゴニアのCSR活動について問合せや講義の依頼が各地で増えているそうです。
消費者もただ物を買うのではなく、それを製造・販売する企業へ共感できるか、という価値観が広がってきているのは紛れも無い事実だと思いました。

そんな時代の潮流の中、企業(営利)・NPO(非営利)の協働が継続するために「社会貢献を楽しむ」というのが一つのキーポイントなのかも知れません。

【関連情報】
■パタゴニア日本支社
http://www.patagonia.com/japan/
■北限のジュゴンを見守る会 代表
http://sea-dugong.org/

(ガネコ)