- お問い合わせ
- カタログ(31MB)ダウンロード
寄付総額 126,617,733 円 のべ寄付者数(件数)1,097 件
おかげさまで、円卓会議の開催をしてみたい、とのご依頼が続いております。
2013年1月13日に、宮古島で開催された「シマ会議」を、円卓会議形式にしてみたいとのご相談を受け、会議のコンセプトづくり、プログラム構成、司会+記録(ファシリテーショングラフィック)派遣、円卓会議の解説を担当させていただきました。
「シマ会議」は、「沖縄サイエンスキャラバン構築事業」の一環として実施されたものです。この事業では、離島の小学校で、理科(科学)の実験の提案をしているそうです。理科や科学は、大人になってから役立つ重要な知識の基盤です。授業で行う実験を、地域の方の知恵と経験を活かして手伝っていただくことで、科学をより身近に感じてもらい、さらには地域を思う心を育もうという取組みです。
沖縄サイエンスキャラバン http://sciencecaravan.org/
しかし、学校と企業などの専門家を繋ぐことは、なかなかたいへんなこと。そこでまずは、お互いの状況をざっくばらんに聞いてみることから始めよう、ということで、みらいファンド沖縄へ円卓会議の開催支援のご依頼をいただきました。
最初の情報提供は、すでに外部人材を活用した理科の授業を行っている、八重瀬町立新城小学校の國仲先生に、その成果と課題についてお話いただきました。その後、宮古島の小学校・中学校の先生たち、地域のNPO、文化交流施設の管理者、ウミガメの研究所の所長さん、学童保育支援員経験者、名桜大学教授などでの円卓会議をスタート。理科の授業のことをはじめ、遠足での施設見学の際の問題点、授業のカリキュラムとの整合性をどう取るかなど、さまざまな点が挙げられました。
みなさん、子どもたちがより豊かな知識や経験を得てほしい、との思いは共通。この会議が、新しい取り組みのきっかけになれば、お手伝いさせていただいた私たちもうれしいです。
沖縄式地域円卓会議は、社会課題を市民参加で解決したいと考えている方々の一助になりたいと考えて開発されたもの、沖縄県内で70回以上の開催が実現し、たくさんのお問い合わせを頂くようになりました。
エッセンスをまとめたマニュアルをお届けします。
地域円卓会議の準備段階にもウェイトを置き、[1.テーマ決めのプロセス][2.着席者を決めるプロセス][3.当日までの準備やコミュニケーション][4.当日の運営][5.報告書作成]の全過程をわかりやすく説明するテキストとなるように企画しました。