公益財団法人 みらいファンド沖縄

【報告】行政情報円卓会議 in 豊見城市開催しました

2014-09-18 18.44.55

 

今回の円卓会議はまちに新しく来た住民に、どうすれば行政情報を始めとする地域情報を届けられるのかというテーマで、豊見城市役所の協力を受け、初めて市役所ホールで行われました。

民間の事業者も入り、新たな課題も出てくる展開に…

 

会議のまとめ

テーマ:新しくまちに来た住民にどうやって行政情報を届けるのか?

セッション1(論点の確認と深めるためのセッション、課題抽出が目的)

会議の展開(席順に発言)

 

論点提供者:株式会社レキオス 下地さん

株式会社レキオスの事業紹介

メインは住環境支援(家賃保証・24時間受け付けの緊急センター等)

沖縄県は貸家率において東京に次いで全国2位であり豊見城市も持ち家率は50%で35%はアパート等賃貸物件に住人であり、この層への情報提供は重要だと考えている。

レキオスBBというブロードバンド提供事業を平成19年から始める

レキオスBBを活かし、今回タブレット端末のレンタル事業を考えている。台風時の体制の告知等大家さんの負担を下げたり、孤独死を防ぐ緊急通報機能等を考えているが、地域に有益な情報発信について議論して欲しい。

 

豊見城市企画調整課 赤嶺さん

1965年から豊見城の人口は約6倍に増える現在5万7千人

豊見城の多くは丘陵地を造成しニュータウンに住民を受け入れてきた。

そうはいっても、多分にもれず世帯人口は減っており現在平均2.9人で、核家族化率は70%である。

さらに、通勤通学者として市街に出る人口が多く(ベッドタウンに多い傾向)67%が日中は市外で過ごす。(3人に2人)そうなるとおのずと家庭に残る人は1名以下となるため、中々回覧板等の情報流通が機能しなくなっている

自治会は現在48、字数が24であるのに対し、倍の数の自治会が存在している

理由としては、開発により造成しニュータウンとして始まった地域は旧来の自治会とのコミュニケーションよりはニューカマー同士に固まる傾向があり新規で自治会を作る事が多かったため

そのためニューカマーと旧来からの住民のコミュニケーションは長い間の課題であり、豊見城まつりの目的の一つとなっている

 

Gaiax communication 石井さん

SNSの監視等ソーシャルメディアに関連する事業を行っていると同時に、「Okinavita(オキナビータ)」という那覇市・宜野湾市等を中心とした広域の行政情報サイトを運営している。

扱う情報は、イベント情報・国から地域の降りてくる情報告知

公園の施設情報等が人気コンテンツ

今後は地域の魅力情報を伝えていくことが重要だと考えている。

 

豊見城市自治会連絡会 狩俣さん

(赤嶺さんに補足して)ニュータウンが別の自治会を作るのは、すでにある自治会が財産を持っている場合があり、ジョインすることが難しいケースが有る

自治会の加入率は37%で、市長も当局も一体となって加入率アップを目指している

双方のコミュニケーションは難しく、根差部希望が丘自治会も新設でできた。

情報は、市(場合によっては国)からの情報と地域の情報を、班ごとに掲示板・回覧板・放送(防災無線系?)で回しているが、高齢化も進み、回覧板も機能せず、さらにアパートへのアプローチは管理厳しく情報を届けにくい

 

沖縄アウトレットモールあしびなー 佐々木さん

自治会の加入率アップへの協力として、自治会会員証を提示すると、アウトレットモール内での割引が受けられるサービスを展開している(豊崎自治会)

ちなみにアウトレットモールは県内客が70%!

その他情報流通は新聞折込・TVCM・メルマガ・アプリ等様々(時代に合わせていろいろチャレンジしている)

 

NPO法人沖縄イベント情報ネットワーク 萩野さん

沖縄関連のイベント情報の収集と整理発信をするNPO

行政情報を意識しているがどう集め発信すべきかの結論が見えていない

最近はSNSの普及により、情報発信のタイミングがギリギリで網羅的にならないためユーザには逆に使いにくくなっていないかという課題意識を持っている

 

琉球新報社 来間さん

デジタル部門に勤務

実は豊見城市民!

やはりマンションの住人で自治会も未加入

そもそも情報流通以前の問題で地域との接点が薄いため自治会等への参加するモチベーションがない(加入メリットもわからない)→後半の展開にも影響

 

 

サブセッション

オーディエンスも全員参加によるアイデア出しの時間。テーマは、「どんな地域情報が流通するべきか?」

2014-09-18 20.04.01

 

セッション2(セッション1・サブセッションでの課題抽出を元に方向性を話し合う)

 

流通すべき情報の種類は2通り

 

1.日常流通した方がいい情報のキーワード

防犯・防災・危険箇所情報

ゴミの日

学校の休み(台風時等含む)

新しいお店情報

2.プッシュして欲しい情報のキーワード

交通事故

近隣の土地の情報

統計情報

小さなイベント情報

 

狩俣自治会長より自治会の課題のまとめ

かつてのニュータウンもオールドタウンとなってしまった→会員の高齢化

会員の離脱(それも責任ある役職についてほしい時に起こる)

リーダー役もいない

行事のマンネリ化、魅力の低下

さらなる新参者との関わりも希薄

 

 

新たな論点(下地さん他)

単身世帯が住んでいても、地域と繋がっていない。ひょっとしたら核家族もと考えると決してマイナーな問題ではない

情報流通の前にやることが有るのではというそもそも論にも展開、同調するセンターメンバーも複数、以下にキーワード

シングルマザーやわけあって引きこもる方々への社会復帰を促すための情報

地域の祭りにそもそも参加していいのか?あるいは参加するためのマニュアルが必要。いわば地域との関わりマニュアル!

まとめると地域につながるための情報がない→つながり情報と便宜的にいっておくがおそらく言語化が必要(参画の設計とも言えるのでは)

さらに、地域住民の中に助けを求める方々がいることを知っていること(共有されていること)がいざという時に助け合える。ただし、個人情報の厳しい今どう共有するかのガイドラインが求められている。

 

付帯されたアドバイス・提言

オープンデータのプロジェクト、コードフォー沖縄等

行政情報を民間で活用していく機運が有る。行政側もこれを信じ、積極的に情報を提供すべき

まちづくりの計画の中で家族構成の多様性を取り戻すということも考えるべき。ただし長期的な話

当面はターゲットに合わせた情報流通戦略を持とう

 

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行政情報円卓会議
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ーー● 今回のテーマ ●ーー

新しくまちに来た住民にどうやって行政情報を届けるのか?

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論点提供者:株式会社レキオス

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●開催日時 2014年9月18日(火)18:30〜21:00

●会場  豊見城市役所 6階ホール

●主催  株式会社レキオス
●協力  公益財団法人みらいファンド沖縄

●着席出席者(順不同)
・赤嶺 太一氏(豊見城市企画調整課)

・狩俣 稔氏(豊見城市自治会長連絡会)

・来間 信也氏(琉球新報社)

佐々木 佑昌氏(アウトレットモールあしびなー)

・石井 智(株式会社GaiaX Interactive Solutionsソリューション事業部長 行政情報サイトokinavita)

・萩野 一政(NPO法人沖縄イベント情報ネットワーク 代表理事)

記録:宮道 喜一(NPO法人まちなか研究所わくわく 副代表理事)
司会進行:平良 斗星(公益財団法人みらいファンド沖縄 副代表理事)

<地域円卓会議>
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