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寄付総額196,644,209円 のべ寄付者数(件数)4,774件
地域社会の中に生きる留学生の現状、彼らが抱える課題を把握し、地域市民として、ひとりひとりの人権が守られ、公平な対話が成されることで、多様性豊かな、誰もが安心して生きることのできる地域社会構築である。
そのための人と人との関係性構築のため、新しいコミュニケーション(いちゃりばコミュニケーション)の在り方を模索検討し、実践を作りながら地域社会に提案すると共に、地域の多文化共生の素地をつくる。
地域社会の課題として、外国人留学生が経済的、生活的なストレスを抱え地域で生活しているが、その状況を改善するためのサポート体制は十分ではなく、在籍する学校以外の第三者的な人や機関の介入がないことである。その背景として、国が進めてきた「留学生30万人計画」も一つの要因だと考える。現在那覇市内に在住する留学生の大半はネパール人で、彼らは沖縄に関する情報を十分に得ず、母国で斡旋業者にお金を支払い、多額の借金を背負って入国している結果の一端がコロナ禍の中で浮き彫りになった。生活費を得るためのアルバイトに時間をとられ学業に専念できない状況や法令に定める範囲以上で就労し収入を得なければ到底成り立たない生活を強いられている留学生の存在は、地域の経済活動においてもなくてはならない存在となっているが、留学生という名の労働者となっている。異国日本において厳しい生活を送る留学生を多面的にサポートする体制がないという現状がある。
地域の経済活動を支える留学生に対して、地域社会の中でできるサポートと交流の機会を促進したい。地域市民として、ひとりひとりの人権と公平な対話が育まれる多文化共生社会を目指したいと考える。
多様な人々が交流・対話するためのフェア(公平)なコミュニケーション(いちゃりばコミュニケーション)の在り方を模索しながらかたちづくり、多文化共生コミュニケーションの手立てとして発信する。
地域の外国人との顔の見える関係性構築のため、外国人が経営するエスニック料理店で取材をかねた多文化共生ワークショップを実施し、その内容を多文化共生ブックとして作成、販売する。
・コロナ禍の状況の中での留学生等の現状をヒアリング調査し、サポートの必要性を検討する。
・コロナ禍で経済的に、精神的に不安定な状態にある留学生等のサポートの方向性を検討する。
・食料支援、アルバイトマッチングのシステムを検討し、実施する。
・コロナ禍でアルバイト収入が無く、生活が困窮している学生への経済的サポートを行う。
・対面やオンラインでのフェアなコミュニケーションカフェ(交流会)の開催
・月に2回程、定期的に交流会を開催し、バックグラウンドが多様なメンバーが出会い、想いや考えを共有する機会をつくる。
・多様な文化を知り、一緒に楽しめる場をつくる。
例:いちゃりば サティ(ネパール語で友達)
ゲストスピーカーの出身地ネパールについて、風土文化、人生ストーリーを聞き合う
・抱えている困りごとを共有できる関係性をつくる。
・地域での生活に必要な情報の把握や提供を行う。
・方法は、オンラインと対面で、状況に応じて対応する。
・ひとりの困りごとや悩みを地域の困りごとにする仕組みをつくる。
・関係機関とスムーズに連携できるようネットワークを構築のための取り組みを提案する
行政:入国管理局、総務省行政相談窓口、那覇市役所、沖縄県交流推進課、大使館、ハローワーク
地域:若狭公民館、自治会、まちづくり協議会、
学校:日本語学校、専門学校、大学
企業:留学生の就労先企業、店舗、人材派遣会社、留学生支援企業
団体:国際交流協会、ONFA沖縄ネパール友好協会、那覇市国際交流市民の会、友好協会、やさしい日本語おきなわ、日本語サークルどぅしぐゎー
個人:学生、留学経験者、海外在住経験者、海外在住者他
沖縄式地域円卓会議は、社会課題を市民参加で解決したいと考えている方々の一助になりたいと考えて開発されたもの、沖縄県内で70回以上の開催が実現し、たくさんのお問い合わせを頂くようになりました。
エッセンスをまとめたマニュアルをお届けします。
地域円卓会議の準備段階にもウェイトを置き、[1.テーマ決めのプロセス][2.着席者を決めるプロセス][3.当日までの準備やコミュニケーション][4.当日の運営][5.報告書作成]の全過程をわかりやすく説明するテキストとなるように企画しました。