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【CSRヒトワク】第41回沖縄シャープ電機株式会社「漫湖における生物多様性保全活動」

2012.05.25

普段何気に使っているベルトのバングルやシャープペンシル・・・、実はこれを発明したのは日本人だということを知っている人は少ないのではないでしょうか?

第41回目の本日のゲストは「目のつけどころがシャープでしょ」でお馴染みの沖縄シャープ電機株式会社から中村善昭様にお越しいただき、「漫湖における生物多様性保全活動」についてお話頂きました。

本日聞き逃してしまった方も下のポッドキャストでお聞きになれます。

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120524CSRヒトワク G:テーマ「沖縄シャープ電機株式会社の社会貢献」/沖縄シャープ電機株式会社 渉外担当部長 中村善昭
2012年5月24日 更新
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■再放送:放送当日22:00~、毎週土曜日11:00~(次回まで今回の放送を流します)


シャープは経営理念に「誠意と独自の技術をもって広く世界の文化と福祉の向上に貢献する」と掲げており、環境や教育・福祉分野などで全国的な社会貢献活動の取り組みを行っています。

沖縄シャープ電機株式会社も下記にあるような地域と密着した社会貢献活動を積極的に展開してきました。
①会社周辺の清掃活動
②安謝川上流の清掃活動
③沖縄県警主催の交通安全高揚キャンペーンへの協賛
④東日本被害者受入れ支援として32型液晶テレビ50台を寄贈
⑤サンゴの苗140本を「海の種」へ贈呈
⑥小学校環境教育

そして昨年、ラムサール条約に登録されている「漫湖」の陸地化が進んで湿地帯が減少している問題を知り、生物多様性保全活動に取り組むことになりました。

皆さんご存じのマングローブは水質浄化や生物環境のためにも重要であることは周知のことかと思いますが、漫湖のマングローブは拡大しすぎて水鳥たちの餌場が減り、生態系のバランスが崩れてきていました。

その現状を知った沖縄シャープは漫湖での清掃活動や、マングローブの一部除去(幼樹)し、餌場を確保する活動を始めました。

5月19日(土)に行った際は、社員の約半数である31名が参加し、一千本近いマングローブの除去を行ったそうです。



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「マングローブを引き抜いた跡から水鳥の餌であるカニが沢山出てきたのを見て驚いた。実際に湿地に下りて、膝まで泥土に埋まりながら汗を流すことで自然や社会との関わりを社員も意識することが出来たと思う。」
(株式会社 沖縄シャープ電機株式会社 中村 善昭様)

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中村さんはこのような社会貢献活動について、本業にどのような影響を与えるとか、対価性などは考えず、企業市民として当たり前の行為だと考えているとのことで、他企業・個人でも気軽に地域活動や社会活動に参加する世の中になればと仰っていました。

私はお話しを聞いていて、シャープは会社も職員も地域で生活する市民の一部と考え、社会や地域とどのように関わるかを意識すること自体が、より良いサービス・より良い商品を生み出す原点になっているのだと感じました。

また、シャープは社員に東京商工会議所が実施している環境社会検定試験(eco検定)の取得を推奨しており、合格した社員を小学校に派遣して環境教育を行う取り組みも行っています。無料でご利用いただけるので、募集・実施時期を確認の上お申し込みください。(下記URL参照)

設立50年(本社は100年)の歴史が大事にしてきた社会貢献への経営理念は、掲げるだけではなく、社員への教育や実施体制を整備することによって、実践されていました。それが長期に渡って持続可能な企業経営に結び付いていたのです。

優れた経営者はCSRという言葉が生まれる前からこのような取り組みを実現されていたのだと感じました。

【関連情報】
株式会社 沖縄シャープ電機株式会社
http://www.sharp-seo.co.jp
シャープ株式会社 社会環境活動(教育支援活動)
http://www.sharp.co.jp/corporate/eco/kyoiku/index.html

(ガネコ)