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【沖縄離島バドミントン基金】第4回講習会を与那国島で開催

2011.01.28

 2011年1月25日、沖縄離島バドミントン基金からの助成による4回目のバドミントン講習会が、与那国島で開催されました。今回もコンダクター大見謝恒章さんが、出張の合間を縫って講師を務めました。
 今回のレポートと写真は、コンダクター大見謝さんと一緒に出張に行かれた、会社の同僚の方が寄稿してくださいました!



●与那国中と久部良中の18名が参加。

 2011年1月25日、与那国島の与那国中学校でジュニアバドミントンスクールが行われました。参加したのは与那国中学校と久部良中学校の生徒さん18名。両校とも八重山地区では、去年12月の大会で男女ともダブルスの上位を独占するなどの強豪校です。
 今回の講師は元国体成年男子チーム監督の大見謝恒章さん。練習の前に、基金から寄贈されたシャトルの贈呈式がありました。大見謝さんはかねてからシャトルの重要性を説いており「子供達にはいいシャトルで練習して貰いたいので、今回もいい寄贈ができてよかったです」と話してくれました。



●「ダブルスは最初の3球で決まる」との指導に目からウロコ

今回は中学校の大会が近いということもあり、ダブルスの練習を主に行いました。大見謝さんはまず、こんな指導をします。それは「ダブルスで重要なことは、3球で決まってしまうということ」。
最近のダブルスの傾向として、サーブから3球目までにポイントが決まるんだとか。なので、最初のサーブの重要性などを説明します。するとみんな「へえ~」という表情に一転。大見謝さんがコートに入り自ら実践すると、あまりの展開の早さにみんなポカンとなってしまうほど。
その後、2コートに別れていざ練習です。生徒達は最初戸惑いの表情でしたが、理解し始めると徐々に体の動きもスムーズになっていくのが、観ている方もはっきりわかるほどでした。



●練習前に渡された手紙には質問がずらり

前半の殆どはその反復練習。その間もずっと体育館には「シャトルを上げない! 相手に打たれるよ!」という大見謝さんの大きな声が響き渡ります。
実は練習前、大見謝さんへ一通の手紙が渡されていました。それは「質問票」です。そこには「レシーブが遠くに飛ばない」、「ダブルスのとき、前衛の守備範囲はどこまで?」、「サイドのドライブが取れない」などずらり。その一つ一つに大見謝さんは丁寧に答えていきます。



●身体能力の高い生徒が多い与那国の中学生

 その後、ミニゲームなどを行い、約2時間の講習は無事終了。今回指導してみての感想を大見謝さんに伺いました。「身体能力が非常に高い生徒が多かったです。最後の方は、僕の言ったことを試合形式で生かしている子がいたのも印象的でした」
 そして、「指導されている先生方も、専門外にかかわらず、子供達をどう強くするか一生懸命でした。なので、練習方法や指導法など分からなければ、どんどん僕に聞いて下さい!」とのことです。次の大会も「与那国旋風」が巻き起こるかもしれませんよ!

レポートと写真:深谷慎平(しまのたね通信編集長)


すてきなレポートをありがとうございました!


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 「沖縄離島バドミントン基金」では、離島でバドミントンに取り組む子ども達に指導員を派遣する活動へ、助成を行ってまいります。この取組みをどうぞ応援してくださいますようお願いいたします。

「沖縄離島バドミントン基金」への寄付の方法は、こちら

1月27日現在の基金の状況

みなさまからの寄付金総額   318,400円
この講習会で寄贈したシャトルの代金   20,000円
 上を含むこれまで支出した費用の合計*  109,435円

*費用には、広報費や振込手数料などこの基金を運営するための事務費用も含まれています。