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【報告】2/13 やんばる木育円卓会議(3)を開催しました

2014.03.06



 2月13日に「やんばる木育円卓会議」の3回目を開催しました。これまでの2回は国頭村内での開催でしたが、今回は那覇市内での開催になりました! 国頭村での熱い議論の一端を、那覇のみなさまにもお聞きいただくことができました。
     
 今回のテーマは、「やんばるの森林資源を使って守るため「木育」をどう拡げていくか?」。「活かすが守る」という、初回のときにある着席者の方からの発言をテーマの文言に織り込んでみました。森のことを知れば知るほど、このことがもっと多くの方に伝わるといいな、と思いつつ…。

    

     
 この「やんばる木育円卓会議」では一環して、まず国頭村森林組合の方からお話をお聞きするところからスタートしてきました。最終回の今回は、組合長の西銘さんからです。森林業が転換期に来ており、新しい試みも必要だというお考えをお話くださいました。
    

  
 次に、東京おもちゃ美術館 館長 多田さんから、これまでもお話いただいた「木育」や「ウッドスタート」のお話を、那覇のみなさんにも紹介していただきました。また、東京おもちゃ美術館が新しくはじめた、病院への木のおもちゃの出張プログラム「ホスピタル・キャラバン」の紹介もありました。
    
 そしてこの後、センターメンバーから意見をお聞きしましたが、今回はせっかく那覇開催なので、県庁の森林資源活用の担当の方や、観光プログラム開発者などにも着席いただき、アイデアや情報、意見をいただきました。
 やんばる森のおもちゃ美術館がオープンしてから早3ヵ月。地元の人にもっと利用してもらうには、あるいは、来てくれた人の満足度をどう上げるか、また、そのホスピタリティを維持するためにどうボランティアの助けを借りていくか、などについての意見がでました。
     
 そして会場全体でのディスカッションでは、「木×○○」というお題で、木育など木の魅力を伝えるストーリーについてのアイデアを、来場者全員で考えてもらいました。
   

   
 後半には、かなり長期的ビジョンのところにも議論が及びました。「木育」は一朝一夕にはその目的は達成できないので、長期に渡って情報発信していく必要があること、その間にいかに目的(ビジョン)を保ち続けるか、また産業とリンクしていくこともまた戦略が要るのではないか、といったことなどが話されました。
 会議の進行を聞いているうちに、地域づくり活動は、いろんな視点/視野と、息の長い取り組みを諦めずに続けることが大事なんだなぁ、ということをつくづく感じました。
  
   

   
    
 3回シリーズで開催した「やんばる木育円卓会議」は、これで終了。議論を積み重ねていくことで、少しずつ深みが出てくるのが、とても楽しかったです。
 円卓会議の前には、関係者へのヒアリングが欠かせないため、この半年、何度も国頭村へ伺いました。着席者以外の方にも、とってもお世話になりました。みなさま、いろいろありがとうございました!
 そして、はるばる那覇まで来てくださった、国頭村のみなさん、ありがとうございました!
    


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やんばる木育円卓会議(3)
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ーー● 今回のテーマ ●ーー
やんばるの森林資源を使って守るため
   「木育」をどう拡げていくか?

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●開催日時 2014年2月13日(木)18:30〜21:00
       
●会場  九州沖縄トラック研修会館 第1研修室
    
●主催  国頭村森林資源活用促進協議会
     (国頭村、国頭村森林組合)
●協力  NPO法人まちなか研究所わくわく
●運営協力 公益財団法人みらいファンド沖縄

●着席出席者(順不同)
・西銘 生喬 氏(国頭村森林組合 代表理事組合長)
・上里 幸秀 氏(沖縄県農林水産部 森林緑地課資源活用班 班長)
・浦崎 典子 氏(くにがみ児童クラブ 主任)
・小宮 啓明 氏(株式会社JTB沖縄 観光開発プロデューサー)
・福元 大輔 氏(沖縄タイムス 社会部記者)
・大城 靖(国頭村役場 経済課課長補佐)
・多田 千尋 氏(東京おもちゃ美術館 館長)

ファシリテーション:宮道 喜一(NPO法人まちなか研究所わくわく 副代表理事)
司会進行:平良 斗星(公益財団法人みらいファンド沖縄 副代表理事)

<地域円卓会議>
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